見えないものを見る力――「潜在自然植生」の思想と実践

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  • 宮脇昭
  • 四六上製 296ページ
    ISBN-13: 9784865780062
    刊行日: 2015/02
  • “いのちの森づくり”に生涯を賭ける宮脇昭のエッセンス!

    “人間は森の寄生虫”
    「自然が発する微かな情報を、目で見、手でふれ、なめてさわって調べれば、必ずわかるようになる。」
    「災害に強いのは、土地本来の本物の木です。本物とは、管理しなくても長持ちするものです。」
    カラー口絵8頁

    目次

     はしがき
     〈序にかえて〉
     環境保護のための「植物社会学」の重要性  ラインホルト・チュクセン

    序 章 日本人と鎮守の森――東日本大震災後の防潮堤林について
    第1章 「見えないもの」をどう見るか?
    第2章 「潜在自然植生」とは何か?――日本には“鎮守の森”がある
    第3章 「緑の戸籍簿」とは何か?――緑の診断図・処方箋づくりの旅
    第4章 真の「科学」とは何か?――見えないものを見る力
    終 章 「森」とは何か?――生物社会の掟

     〈特別資料〉日本と東部北アメリカの比較植生調査

     あとがき
     参考文献

    関連情報

    今、私たちが生活のなかで具体的にやっていることは、すべて「見えること」です。見えるもの、計量化できるもの、そして生活のすべての基盤になっているもの、経済的な、お金や株券で評価できるものは、もちろん大事であり、今後もこのような計量科学的な研究や技術的発達は、進めていかなければならないことは、事実です。しかし、それだけでは不十分です。
    同時に、「見えるもの」だけでのデータから、「見えない全体」をどのように見きわめ、対応するかを考えなければなりません。その努力こそ、もっとも大事ではないでしょうか。そのことを、私の「森づくり」についてお話ししながら、みなさんに訴えていきたいと思います。


    宮脇昭(みやわき・あきら)
    1928年岡山生。広島文理科大学生物学科卒。理学博士。ドイツ国立植生図研究所研究員、横浜国立大学教授、国際生態学会会長等を経て、現在、横浜国立大学名誉教授、公益財団法人地球環境戦略研究機関国際生態学センター長。紫綬褒章、勳二等瑞宝章、ブループラネット賞(地球環境国際賞)等を受賞。著書『日本植生誌』全10巻(至文堂)『植物と人間――生物社会のバランス』(NHKブックス)『緑環境と植生学――鎮守の森を地球の森に』(NTT出版)『明日を植える――地球にいのちの森を』(毎日新聞社)『鎮守の森』『木を植えよ!』(新潮社)『次世代への伝言 自然の本質と人間の生き方を語る』(地湧社)『瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る』(学研新書)『「森の長城」が日本を救う!』(河出書房新社)『森の力』(講談社現代新書)等多数。

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