大田堯自撰集成(全4巻+補巻1) 補巻 地域の中で教育を問う〈新版〉

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  • 大田 堯
  • 四六変上製 384ページ
    ISBN-13: 9784865781472
    刊行日: 2017/10
  • 大田教育学の原点!

    「子は天からの授かりもの」
    子どもは単に親の私物ではない。
    ましてや国家の私物であるはずがない。教育は人類の一大事業なのである。(大田堯)

    目次

     新版によせて
     プロローグ

    第1章 地域社会の教育計画(1949年)
     一 地域教育計画の理論的基礎
     二 地域教育計画の方法
     結 び

    第2章 段々畑の人間形成ノート(1950年)
     一 西海のはてに
     二 段々畑――島の生産生活
     三 親子関係の人間形成――家族生活
     四 肉体変形の人間形成――保健生活
     五 外に楽しむ(Extrinsic Value)――文化生活
     六 政治屋の魅力――政治意識
     七 九島の教育構造

    第3章 同和教育ということ(1952年)

    第4章 地域の教育計画――新任教師Nの教育実践から(1952年)
     一 はしがき
     二 地域の教育計画の内容
     三 実態調査
     四 地域の人々とともに
     五 おわりに

    第5章 農村のサークル活動のめざすもの(1956年)
     一 村のたまり場
     二 サークルのめざすもの
     三 サークルの成長をそだてるもの、はばむもの

    第6章 「教育正常化」事件を考える――岐阜県調査から?(1964年)

    第7章 地域社会の教育原理を探求する(1967年)
     一 分科会の発足
     二 子どもの生存の権利と教育
     三 「地方文化」と教育
     四 地域の習俗と教育
     五 地域の教育実践、運動の歴史研究
     六 世界認識と地域認識

    第8章 民衆のいのちの感性から学ぶ(1973年)
      ――中津川市「教育文化展」のこと――

    第9章 地域共同体の崩壊のなかで(1974年)
      ――教育研究において地域をどう考えるか――

    第10章 民衆から教育をとらえ直す――教育の習俗研究によせて(1974年)
     一 はじめに
     二 学問と習俗研究
     三 教育研究と習俗
     四 一人前とは
     五 おわりに

    民間教育史と習俗研究(1975年)
    子育ての里(1978年)

    第11章 地域住民の教育参加(1981年)
      ――中野区教育委員準公選運動をめぐって――

    第12章 地域に開かれた大学をめざして(1983年)
      ――都留文科大学と都留市民――
     一 小さな学園都市
     二 都留文科大学の生い立ち
     三 都留文科大学の問題と課題
     四 地域に開かれた大学をめざして

    第13章 わたくしの「都留自然博物館」(1983年)

    地域からの教育改革を――エピローグにかえて(1986年)
     臨教審と国民参加
     人類の一大事業として
     当然地域を基盤にして


    初版あとがき
    初出一覧

    関連情報

    本書の最初の地域報告は一九四九年です。一九五〇年の朝鮮戦争までの戦後の数年は、民主化をめざす?あけぼの?の時代と考えてきました。しかし、朝鮮戦争を機として、事態はうちつづく保守政権のもとでほとんど一途に、むしろ復古へと向かい、今に至っています。
    私の現在の危機意識は、実は世界全体の動向の中に、真の危機がひそんでいると考えています。それは、世界全体をつつんで、モノ・カネに傾いた経済中心の風潮の支配下での人間の状態、具体的には生命でつながる人間関係の著しい孤独化と格差化にあると思っています。
    (本書より)


    ◆本自撰集成を推す◆
    谷川俊太郎(詩人)
    「〈アートとしての教育〉は人間の繊細で微妙なあり方にかかわっています」

    中村桂子(生命誌研究者)
    「『ちがう、かかわる、かわる』という人間の特質を基本に置く教育」

    山根基世(アナウンサー)
    「真の教育とは、かくも感動的なアートでありうるのか」

    まついのりこ(絵本・紙芝居作家)
    「この光こそ、子どもたちの求めているもの。私たちが求めつづけるもの。」


    大田堯(おおた・たかし)
    1918年生。教育研究者(教育史・教育哲学)。広島県出身。東京帝国大学文学部卒業。東京大学教育学部教授、学部長、日本子どもを守る会会長、教育科学研究会委員長、日本教育学会会長、都留文科大学学長、世界教育学会(WAAER)理事などを歴任。東京大学名誉教授、都留文科大学名誉教授、日本子どもを守る会名誉会長、北京大学客座教授。
    主な著作は『かすかな光へと歩む』(一ツ橋書房)、『教育の探求』(東京大学出版会)、『教育とは何か』(岩波新書)、『地域の中で教育を問う』(新評論)、『子は天からの授かりもの』(太郎次郎社)、『生命のきずな』(偕成社)、『子どもの権利条約を読み解く』(岩波書店)ほか多数。
    2011年には、教育を通して人間を見つめ続けてきた大田堯の思索と行動の軌跡を追った映画「かすかな光へ」(監督・森康行)が完成し公開された。2013年10月現在、全国300カ所以上で自主上映が展開中。(写真は映画「かすかな光へ」より)

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