生きる――17歳の生命誌 中村桂子コレクション いのち愛づる生命誌(全8巻)第6巻[第5回配本]

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  • 中村桂子
  • [解説]伊東豊雄
  • 四六変上製 360ページ・口絵2ページ
    ISBN-13:9784865782691
    刊行日: 2020/4

17歳とともに「生きる」を考える。

経済優先・効率優先の現代社会をつくり出してしまった、機械論的世界観を脱して、「生きること」を中心にする社会をめざして、17歳とともに考える。
詩の言葉で科学を語る「まど・みちおの詩で生命誌をよむ」他。
[解説]伊東豊雄
[月報]関野吉晴/黒川創/塚谷裕一/津田一郎

 この巻は、「生きる」と真正面からの直球です。その球をがっちりと受け取ってほしいのが17歳なのです。
 今の社会では、高校生のときにはこれからおとなとして社会人として生きていく自分をイメージしながら進路を決める必要があります。大学でどのような分野を学ぶか、就職の場合どのような職業を選ぶか。そのときに、社会にどれだけ役に立つかという判断は大事でしょう。  それと同時に人間として何を大事と思うか、どう生きるかも大事だと私は思っています。実は、こちらのほうが大事だというのが本音です。納得のできる生き方をすること。もしかしたらそれは、よい報酬にはつながらないかもしれないけれど、気持ちのよい生き方ができると、充実感が得られて日々が楽しく暮らせます。そのようなことも含めて、自分はどう生きるかということを一番真剣に考えるのは17歳のころかなと思い、直球を投げました。
(本文より)

目次


はじめに

Ⅰ 私のなかにある三八億年の歴史――生命論的世界観で考える

Ⅱ まど・みちおの詩で生命誌をよむ
 第1章 科学は問うもの――小さなバクテリアと「二本足のノミ」
 第2章 生命誌の基本――三八億年の歴史と「せんねんまんねん」
 第3章 自ら生きる力――大腸菌の分裂と「ふしぎなポケット」
 第4章 生きものは矛盾のかたまり――DNAの変異と「けしゴム」
 第5章 小さなものへのまなざし――ダーウィンのミミズと「アリ」
 第6章 つながっていく生きもの――ゲノムと「ぞうさん」
 第7章 宇宙から考える――生きものの星・地球と「どんなことでも考える」
 第8章 希望を知ったホモ・サピエンス――言葉の獲得と「いくらなんでも」
 第9章 老いと死を見つめて――細胞の寿命と「れんしゅう」
 第10章 いることのすばらしさ――生きものの進化と「ぼくがここに」
 第11章 こころを考える――技術の進歩と「ものたちと」
 第12章 子どもに託す未来――環境問題と「人間の目」
 第13章 生きものに学ぶ社会――機械論的世界観と「ゆうしてっせん」

Ⅲ ゲノムから脳へ、そして環境
 第1章 ゲノムを語る
 第2章 脳を語る
 第3章 生きものたちと環境

初出一覧
あとがき
〈解説〉生命誌と建築(伊東豊雄)

【著者紹介】
●中村桂子(なかむら・けいこ)
1936年東京生まれ。JT生命誌研究館名誉館長。理学博士。東京大学大学院生物化学科修了、江上不二夫(生化学)、渡辺格(分子生物学)らに学ぶ。国立予防衛生研究所をへて、1971年三菱化成生命科学研究所に入り(のち人間・自然研究部長)、日本における「生命科学」創出に関わる。しだいに、生物を分子の機械ととらえ、その構造と機能の解明に終始することになった生命科学に疑問をもち、ゲノムを基本に生きものの歴史と関係を読み解く新しい知「生命誌」を創出。その構想を1993年、「JT生命誌研究館」として実現、副館長(~2002年3月)、館長(~2020年3月)を務める。早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任。 著書に『生命誌の扉をひらく』(哲学書房)『「生きている」を考える』(NTT出版)『ゲノムが語る生命』(集英社)『「生きもの」感覚で生きる』『生命誌とは何か』(講談社)『生命科学者ノート』『科学技術時代の子どもたち』(岩波書店)『自己創出する生命』(ちくま学芸文庫)『絵巻とマンダラで解く生命誌』『小さき生きものたちの国で』『生命の灯となる49冊の本』(青土社)『いのち愛づる生命誌』(藤原書店)他多数。

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