リオリエント――アジア時代のグローバル・エコノミー

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  • アンドレ・グンダー・フランク 著
  • 山下範久 訳
  • A5上製 648頁
    ISBN-13: 9784894341791
    刊行日: 2000/5

「西洋中心主義」徹底批判!

ウォーラーステイン「近代世界システム」の西洋中心主義を徹底批判し、地球全体を覆う単一の世界システムの存在を提唱。世界史が同時代的に共有した「近世」像と、そこに展開された世界経済のダイナミズムを明らかにし、全世界で大反響を呼んだ画期作の完訳!


目次

日本語版への序文
まえがき


第1章 現実の世界史とヨーロッパ中心的社会理論の対決に向けて

ホーリズム的な方法論と本書の目的
グローバリズム ―― ヨーロッパ中心主義ではなく
グローバル・エコノミーのパースペクティヴの概略
抵抗と障害を予期し、 それらと対決する


第2章 グローバルな交易の回転木馬、 1400~1800年

世界経済への序説
世界分業と貿易収支


第3章 貨幣が世界をめぐり、 そして世界をまわす

世界貨幣 ―― その生産と交換
勝者はどのように、 その金を使ったのか


第4章 グローバル・エコノミー ―― 比較および諸関係

量的問題 ―― 人口、 生産、 生産性、 収入、 交易
質的問題 ―― 科学と技術
メカニズム ―― 経済的・金融的諸制度


第5章 横に統合されたマクロ歴史

同期性は偶然の一致ではない
横に統合された歴史の実践


第6章 なぜ西洋は (一時的に) 勝ったのか

長期波動のジェットコースターは存在するか
東洋の没落は、 西洋の勃興に先行した
西洋はいかにして勃興したか
グローバル経済・人口学的説明


第7章 歴史記述上の結論と理論的含意

歴史記述上の結論 ―― ヨーロッパ中心主義の王様は裸だ
理論的示唆 ―― グローバルな鏡を通して


訳者あとがき
参考文献一覧
地名索引
人名索引

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