言語帝国主義とは何か

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  • 三浦信孝、糟谷啓介編
  • A5並製 400ページ
    ISBN-13: 9784894341913
    刊行日: 2000/9

「英語第二公用語化論」徹底批判!

急激な「グローバリゼーション」とその反動としての閉ざされた「ナショナリズム」が、ともに大きな問題とされている現在、その二項対立的な問いの設定自体を根底から彫り崩し、「ことば」と「権力」と「人間」の本質的な関係に迫る「言語帝国主義」の視点を鮮烈に呈示。





目次

プロローグ

植民地時代とポスト植民地時代の言語支配
三浦信孝
【言語帝国主義を発見原理として】
 

序 母語・国語・国家語

言語生態学の重層的 〈中心・周辺〉 モデル
 
ルイ=ジャン・カルヴェ
訳 西山教行

言語と民族は切り離し得るという、 言語帝国主義を支える言語理論
田中克彦

I 言語帝国主義の類型 【日本語・英語・フランス語】

日本の言語帝国主義
小熊英二
【アイヌ、 琉球から台湾まで】
 

帝国日本の言語編制
安田敏朗
【植民地期朝鮮・「満洲国」・「大東亜共栄圏」】
 

日本語の近代化をめぐって
パスカル・グリオレ
【大日本帝国の公用語と片仮名の機能】
 

英語帝国主義の過去と現在
ロバート・フィリプソン
 
訳 臼井裕之

共和国の言語同化政策とフランコフォニー
三浦信孝

フランス語は 「フランス人」 を創出するか
西山教行
【植民地帝国におけるアリアンス・フランセーズの言語普及戦略】
 

II 少数言語の抵抗

クレオール語圏の言語生態学と言語政策
ジャン・ベルナベ
 
訳 恒川邦夫

クレオール、 クレオリザシオン、 クレオリテ
恒川邦夫

アラビア語化の中のベルベル語
サレム・シャケール
【マグレフ、 とくにアルジェリアの場合】
訳 鶴巻泉子

旧仏領アフリカにおいてアフリカ諸言語はどのようにして 「復権」 され得るのか?
砂野幸稔
【セネガルの事例から】
 

ロマニ語の言語政策
マルセル・クルチアッド
【複数国家に散住する少数民族の対応】
編訳 永田潤

イヌイットと近代化の選択
ミシェル・テリアン
【造語法という武器】
訳 定松文

カタルーニャ語と朝鮮語 ―― 同じ闘い
アンドレ・ファーブル
 
訳 佐野直子

少数言語復興運動の日欧比較
原 聖

III 言語と権力  【ヘゲモニー・言語権・公共性】

言語ヘゲモニー
糟谷啓介
【〈自発的同意〉 を組織する権力】
 

言語権の現在
トーヴェ・スクトナブ=カンガス
【言語抹殺に抗して】
編訳 木村護郎

欧州地域語少数言語憲章は憲法違反か
サレム・シャケール
【言語政策演習】
訳 佐野直子

インターネット時代のアジアの言語
西垣 通

「国語」 と言語的公共性
イ・ヨンスク

南北朝鮮間の言語問題
キム・ハス
 
訳 イ・ヨンスク

金時鐘の詩と日本語の 〈未来〉
鵜飼 哲


エピローグ

言語帝国主義論の射程
糟谷啓介

「言語帝国主義」 関連ブックガイド150
 


編集後記
執筆者紹介

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