ハンナ・アーレント入門

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  • 杉浦敏子 著
  • 四六上製 224頁
    ISBN-13: 9784894343146
    刊行日: 2002/12

民主主義の限界と可能性を問う

メディア化、大衆化による民主主義のいびつな肥大化が問題視されるなか、ますます評価が高まる女性政治哲学者ハンナ・アーレント(1906-1975)。本書は、気鋭の著者が公共性の復権、多様性の擁護、労働の再考など、アーレントの生涯のテーマを説き明かし、現代に甦らせた秀逸のアーレント入門。


目次

序 章


第1章 生涯の軌跡

1 少女時代と大学時代
2 ナチスの台頭と結婚、 亡命
3 アメリカでの生活と 『全体主義の起源』
4 その後の著作と死

第2章 複数性と公共性

1 アーレント研究の現在
2 複数性の問題
3 公共性の問題

第3章 共和主義の復権

1 共和主義とは何か
2 アーレントの共和主義
3 共和主義の復権

第4章 闘技的民主主義の可能性

1 アーレントとトクヴィル
2 アーレントとニーチェ
3 アーレントとラディカル・デモクラットたち

第5章 労働観の再考

1 労働観の変還
(1) 古代・中世の労働観
(2) 近代の労働観
(3) マルクスの労働観
2 アーレントの 「労働」 「仕事」 「活動」
(1) アーレントの古代労働観の分析
(2) アーレントの近代労働観批判
(3) アーレントの 「活動」 の概念

第6章 フェミニズムの展開

1 フェミニズムの歴史
2 アーレントとフェミニズム
(1) アーレントとジェンダー論
(2) アーレントとフェミニストたち
(3) アーレント再考

終 章


あとがき
略年譜
著作一覧
参考文献
人名索引

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