クローン病――増えつづける現代の難病

価格: ¥2,860 (税込)
[ポイント還元 114ポイント~]
数量:
在庫: 在庫あり

返品についての詳細はこちら

twitter

  • ジョアン・ゴメス 著
  • 前島真理・前島良雄 訳
  • 四六並製 328頁
    ISBN-13: 9784894346031
    刊行日: 2007/12

“クローン病”を知っていますか?

現在日本でも激増している、おなかの痛みや下痢、発熱を繰り返す難病です。この大変な病気の徴候と症状、治療、食事などを分かりやすく説明します。クローン病を患う訳者が、自らの体験をふまえて訳した、“クローン病とともに生きる”ための本。


目次

序 クローン病ってどんな病気? どうしてやっかいなの?

クローン病はどうやって発見されたの?  炎症腸疾患 (IBD) について
どうして、 クローン病ってそんなに大変なの?  そこで本書の出番です!

第1章 消化のしくみ  ――消化器官のはたらき

消化管  感情の動き

第2章 あなたは大丈夫?  ――クローン病になる背景

都会か田舎か  食 事  喫 煙  避妊薬  ホルモン置換療法  便 秘
微生物  免疫系異常  ステロイド剤  遺 伝  心理的、 感情的な危険因子

第3章 徴候と症状  ――クローン病はどうやって正体を現すのか

ごく普通に見られる症状  吸収不良  大腸が罹患したら  よくある誤診
いくつかの用語の定義

第4章 子供と若者

子供の場合の病気の現れ方  成長阻害要因  若年層患者の治療
子供のクローン病患者の前途

第5章 60歳以上の患者

高齢者における主症状  憩室性疾患  正しい診断 ――用心するべき点  見通し

第6章 消化器官以外に現れる症状

膚の病変  関節炎  貧 血  目の異常  心臓と血管  肝臓と胆嚢
泌尿器系  呼吸器系  転移性クローン病

第7章 適切な診断  ――検査を通してわかること

放射線医学  内視鏡  超音波検査と内視鏡的超音波検査
放射性標識化白血球スキャニング  病理検査  実際の検査では

第8章 治療法  ――薬物療法

ステロイド剤  サリチル酸塩  抗生物質  免疫抑制剤
インフリキシマブ (レミケード)  魚の油 (EPA、DHA)  治験中の薬

第9章 治療法  ――外科的治療

緊急手術  緊急ではない手術  罹患部位による手術法  再燃と再発  中毒性大腸炎

第10章 イレオストミーとコロストミー

イレオストミーやコロストミーが必要なとき  手術を受ける前  手術を受けたあと
折り合いをつけて楽しく生活するには  人間関係、親密な人間関係、 セックス
厄介な事態  飲 食  いくつかの特殊な状況

第11章 予防と治療のための食事

即席食品、ジャンクフード、ファストフード  食物不耐性  成分栄養剤
エリミネイション・ダイエット

第12章 よく食べよう

クローン病の人が普通の人よりもよく食べなければならない理由  低栄養
必要なビタミンを摂取するには何を食べたらいいのか  ミネラル  食物繊維
免疫系  免疫系が正常に機能するのに必要なもの  免疫系の働きを妨げるもの

第13章 あなたにあった献立を作ってみましょう

特別な場合  低刺激食  クローン病の人の一般食  高タンパク、 低脂肪の一般食

第14章 病気がひきおこす心理的な問題  ――どのように対処していくか

どんなタイプの人がクローン病にかかりやすいの?  コミュニケーションの大切さ
うつと不安  はっきりとした病気としてのうつ病  不 安

第15章 研究はつづく


訳者あとがき (前島真理)
私の妻はクローン病 (前島良雄)
情報源
索 引

ページトップへ