運命じゃない! 「シーティング」で変わる障害児の未来

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  • 山崎泰広
  • 四六並製 248ページ
    ISBN-13: 9784894346062
    刊行日: 2008/05

障害を持つお子さんのお母さん、お父さんへ――。

からだに障害があっても、よい姿勢をとることは可能です。姿勢が変われば、できることがどんどん増えます。変形などの二次障害の防止も可能です。「シーティング」を試してみませんか?笑顔の人生のために――!!




目次


まえがき


――運命じゃない!

「障害があるから」 ではありません
まちがった常識をあらためることから
心をひとつに


Ⅰ 障害児のからだ

はじめに――こわれやすい障害児の体

1 よい姿勢、悪い姿勢――重力の影響

「重力」 を敵とするか、味方とするか
有害な姿勢
支持された姿勢
障害児と健常児は違います
私の有害な姿勢
よい姿勢が大切な理由
ゆがみの修復

2 二次障害は防止できる

二次障害とは
よい姿勢で
「快適な姿勢」 と 「よい姿勢」
酷使しない
早い時期に始める


Ⅱ 車いすとシーティングで変わる――変形・拘縮・脱臼・緊張への対応

1 車いすによる対応

台車から 「生活の場」 へ
目標を達成するための道具
車いすと装具
すべての設定が姿勢に影響
成長にあわせた調整と拡張

2 シーティングによる対応

日本でのシーティング
「座位保持」 から 「シーティング」 へ
骨盤の傾き
骨盤の後傾への対応
骨盤の片側への傾きへの対応
骨盤の前傾への対応
硬い 「座面」 と硬い 「背面」
骨盤の保持、そしてアラインメント

3 障害が軽くても

自操のできるレベルの車いす使用者の問題
「よい姿勢」 と 「機能的な姿勢」 の関係
車いすから降りることの影響
歩ける障害児の車いす

4 緊張への対応

5 拘縮とその防止

膝関節の拘縮
股関節の拘縮
日中と夜間の姿勢
足関節の拘縮
重力をうまく利用する

6 まとめ――二次障害の防止のために


Ⅲ シーティングで人生の変わった子どもたち

1 小さいときから

〈成功例1〉 低酸素性虚血性脳症と脳性麻痺のちびっこ三人組(東京都)
〈成功例2〉 脳性麻痺・四肢麻痺の三澤結子さん(東京都)

2 緊張の強い例

〈成功例3〉 脳性麻痺の井上創くん(東京都)
〈成功例4〉 脳性麻痺の片山夏樹くん(千葉県)

3 脳性麻痺以外の障害でも

〈成功例5〉 染色体起因障害の岡田真和くん(愛媛県)

4 進行した変形への対応

〈成功例6〉 脳性麻痺の伊藤玲央くん(東京都)

5 こんなことまでできる

〈成功例7〉 脳性麻痺・四肢麻痺の佐野アスカさん(高知県)
〈成功例8〉 脳性麻痺・四肢麻痺の小橋弘照くん(兵庫県)
〈成功例9〉 脳性麻痺・四肢麻痺の白井孝幸くん(愛知県)
その後の二人――小橋くんと白井くん


Ⅳ 子どもたちの未来のために

1 陰の主役

2 望まれる変化

望まれる行政の変化
望まれる車いす業者の変化
望まれる選択肢の提供
望まれるシーティング・スペシャリストの増加
大切なリハビリとのコラボレーション
望まれる病院での姿勢への配慮
望まれるシーティングを実践する医師と医療施設の増加
未来のために心をひとつに

あとがき


関連情報

書評 山崎泰広著 「運命じゃない」―シーティングで変わる障害児の未来―

私は、著者の考える障害児を持つ親御さん方を対象とするばかりではなく、障害を持つ方々、更には医療職、福祉職の卵である学生さん達にも読んで欲しい著書だと思います。シーティング、すなわち良好な姿勢で座ることの為に如何なる注意を払うべきなのか、全てが理解できる筈です。私は、工学系の学会でも福祉用具に関する仕事をしています。しかし、今まで使用者の経験と知識を加味した視点から書かれたこのような著書を目にしたことはありませんでした。車椅子ユーザーでもある著者の指摘は単なる経験則に則ったものではありません。医療者の使う専門用語が使われていないため、若干アバウトな表現がありますが、工学的にも医学的にも納得できる科学的に根拠のあるものです。床ずれ(褥瘡)の予防然り、下肢・骨盤・体幹の変形を予防する為、呼吸、嚥下(飲み下し)機能の改善、更には変形姿勢の矯正にも大いに役立つものです。このことはリハビリテーション、特に日常生活、社会生活の場で、自立の目的を果たす為には欠かすこと出来ない基本的な知識です。立位姿勢に関する知識と並び、日常、生活の多くの時間を座位、更にはお年寄りを含めて車椅子の上で過ごさざるを得ない身体的不具合を持っている方々、そして、それらに関わりのある全ての方々には、是非とも読んで頂きたいと思う次第です。

書評として書き始めましたが、推薦図書として掲げたいとも思うに至りました。

 

日本リハビリテーション専門学校長

(元国立リハビリテーションセンター病院長)

                     木 村 哲 彦

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