赤ちゃんはコトバをどのように習得するか――誕生から2歳まで

価格: ¥3,520 (税込)
[ポイント還元 140ポイント~]
数量:
在庫: 在庫あり

返品についての詳細はこちら

twitter

  • B・ド・ボワソン=バルディ 著
  • 加藤晴久・増茂和男 訳
  • A5上製 256頁 口絵4頁
    ISBN-13: 9784894346086
    刊行日: 2008/1

世界中で読まれる決定版、待望の完訳!

「《前言語》段階のコドモのコミュニケーション能力がこれほど見事に記述されたことはいまだかつてない。」
ヴァージニア・ヴァリアン(ハンター大学心理学・言語学科教授)。


目次

序 論

コトバ ――天の賜
複雑な賜
進化の賜
コトバの能力とコドモ
モジュール性
相互作用的学習システム
コミュニケーションの機能
ラテン語infansからフランス語enfantへ

第1章 乳児は話さない。 しかし……

新生児、 この未知なる者
音は出せても話せない
新生児の能力
生まれる前からコドモは準備していた
乳幼児の才能
名前 ――最初の信号
言語能力に関わる大脳の構成

第2章 コトバの出現

生後数ヶ月間の音声表現
短時間で母語のスペシャリスト
喃 語
生後7~10ヶ月のコドモはなにを言っているのだろうか
生後10~12ヶ月のコドモはなにを言っているのだろうか
喃語の性質と機能をめぐる様々な学問的アプローチ
フランスのコドモはフランス語で喃語を発し、 ヨルバ族のコドモはヨルバ語で喃語を発するのだろうか
コドモは訛なしに母語を話し始める
手話における喃語

第3章 コドモのコミュニケーション世界

コミュニケーションと表現
まなざし
相互的行動
代わりばんこ (ターン・テイキング)
情動表現
外部世界に対して共有された注意力
母親語 (マザリーズ)
母親の声
赤んぼことば
文化とコドモに話す様態
敏感期

第4章 単語の意味の発見 ――生後9~17ヶ月

切り分ける、 組み立てる
仕事中のコドモ
ジグソー・パズルの断片を組み立てる
小さな断片の問題
識別と理解
同一対象の再発見
熟知した単語の識別
単語の心的表象
単語の理解

第5章 語彙への歩み ――生後11~18ヶ月

単語と指示対象
外部世界とコドモ
コドモは物理学者か
モノと言葉
始 語
試行錯誤
心内辞書は2つ?
最初の語彙の構成

第6章 コドモそれぞれのスタイル

みんな似ている、 みんなちがう
エミリーとショーン、 ティミー ――最小労力戦略
シモン、 レオ、 マリー ――会話の魅力
シャルルとノエル、 その他のコドモたち ――中間の道
アンリ ――急がば回れ
選択するのはコドモである

第7章 言語、 文化、 コドモ

言語能力と社会化
文化環境と始語
フランス・アメリカ・スウェーデン・日本のコドモの会話の主題
フランスのコドモの快楽主義
アメリカのコドモの実用主義と社交性
スウェーデンのコドモの行動意欲
日本のコドモの美的感覚
しかし世界中のすべてのコドモが……

第8章 始語から言語へ ――18~24ヶ月

新しい段階
語彙の爆発
音韻論の発見
大脳反応の再編
最初の文
フランスのコドモの最初の文

結 論


要 約 ――0歳から2歳までのコトバの発達の主要段階
参考文献
訳者あとがき

ページトップへ