戦後政治体制の起源――吉田茂の「官邸主導」

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  • 村井哲也 著
  • A5上製 352頁
    ISBN-13: 9784894346468
    刊行日: 2008/8

戦後日本政治を決定的に左右した、吉田「官邸主導」実現に至るGHQほか諸勢力の対立と競合のドラマ

首相の協力なリーダーシップ(官邸主導)の実現を阻む、「官僚主導」と「政党主導」の戦後政治体制は、いかにして生まれたのか。敗戦から占領に至る混乱期を乗り切った吉田茂の「内 政」手腕と、それがもたらした戦後政治体制という逆説に迫る野心作!


目次

序 章 本書の目的と問題関心


第1章 明治憲法下における戦時体制の模索

第1節 挙国一致内閣と総合官庁の出現
第2節 企画院の始動と行政機構の機能変容
第3節 東條内閣における戦時体制の再編と終焉


第2章 占領体制の開始と東久邇・幣原内閣

第1節 GHQとの連絡ルートの模索
第2節 連絡ルートにおける統合化と分立化
第3節 経済危機緊急対策の展開過程


第3章 第一次吉田内閣と経済安定本部

第1節 経済安定本部の設置
第2節 石橋グループの挑戦
第3節 経済危機の発生と吉田の挫折


第4章 中道連立内閣と新憲法の施行

第1節 経済安定本部の強化拡充
第2節 片山内閣における政治的混乱
第3節 過渡期としての芦田内閣


第5章 吉田の復権と官邸主導の確立

第1節 吉田の復権と占領政策の転換
第2節 総選挙の勝利とドッジ・ライン
第3節 外相官邸連絡会議

終 章 吉田茂と戦後政治体制


あとがき
人名索引

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