商人道ノスヽメ

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  • 松尾匡
  • 四六上製 288ページ
    ISBN-13: 9784894346932
    刊行日: 2009/6
  • 「武士道」から「商人道」へ

    グローバル化、市場主義の渦中で、“道徳”を見失った現代日本人に贈る、開かれた個人主義=〈商人道〉のすすめ。全ビジネスマン必読の一冊。

    目次

    はじめに

    第1部 社会関係の二大原理とそれぞれの倫理

    第1章 身内集団原理と開放個人主義原理  ──その合理性

    1 身内集団原理の倫理観と開放個人主義原理の倫理観
    2 二大原理はなぜ現れた ──リスクの 「排除」 か 「管理」 か
    3 なぜ損しても他人の足をひっぱるか
    補 論 ──荒井一博による山岸批判について

    第2章 裏目に出る身内集団の道徳


    第2部 江戸時代の商人道

    第3章 石田梅岩の商人道

    1 背 景 ──封建制下の市場経済の発展と既存道徳との矛盾
    2 開放個人主義倫理としての石田梅岩の商人道
    3 武士階級との共存と妥協

    第4章 近江商人の商人道

    1 近江商人の活躍
    2 近江商人道の源流としての浄土真宗
    3 近江商人の商業倫理
    補 論 ──長浜のまちづくりと近江真宗の商人道

    第5章 明治維新以前の開放個人主義倫理の伝統

    1 開放個人主義倫理としての江戸商人道
    2 もともと存在した開放個人主義原理の精神史
    補 論 ──江戸期商人道の一源流としての鈴木正三思想


    第3部 「大義名分―逸脱手段」 のシステムの落とし穴

    第6章 「大義名分―逸脱手段」 図式  ──身内集団倫理と市場取引の一両立方法

    1 近代日本の特質としての 「大義名分―逸脱手段」 図式
    2 「大義名分―逸脱手段」 図式の発想の一典型例 ──小林よしのりの場合

    第7章 「大義名分―逸脱手段」 図式の破綻  ──手段の暴走と中心目的による引っ張り返し

    1 「大義名分」 達成後の 「手段」 の暴走 ──大正から昭和初期
    2 「大義名分」 による引っ張り返し ──ファシズム運動から戦争へ
    3 身内集団倫理神聖化の暴走と逸脱陰湿化との相互促進
    4 戦後も同じことを繰り返す


    第4部 生きている商人道の精神

    第8章 維新後と戦後の商人道の精神

    1 維新後残った商人の価値観
    2 平和主義と経済建設 ──戦後の開放個人主義倫理

    第9章 反撃せよ商人道


    あとがきにかえて

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