娼婦〈新版〉 (上)

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  • アラン・コルバン
  • 杉村和子 監訳 内村瑠美子・国領苑子・門田眞知子・岩本篤子 訳 新版解説=山田登世子
  • A5判並製 304ページ
    ISBN-13: 9784894347687
    刊行日: 2010/11

〈売春の社会史〉の傑作、待望の新版刊行!

アナール派初の、そして世界初の社会史と呼べる売春の歴史学。
常識が人類の誕生以来変わらぬものと見なしている「世界最古の職業」と「性の欲望」が歴史の中で変容する様を、経済・社会・政治の近代化の歴史から鮮やかに描き出す大作。 <口絵16頁>




目次

日本語版への序文
まえがき

第Ⅰ部 規制主義による公娼制の計画と隔離された世界

第1章 規制主義の言説

 パラン=デュシャトレと規制主義

 1 売春と売春婦
 2 黙認と監視の必要性
 3 認識論的な影響力

 時代の不安増進と制度の強化

 1 規制主義言説の永続的効力
 2 拡大する売春問題
 3 荒療治

第2章 規制主義の隔離された世界

序 「醜業」婦たち

 1 公娼になる手続き
 2 「醜業」婦たち――公娼の地理的分布
 3 「醜業」婦たち――社会人類学的概要

 公認娼家、すなわち「精液の排水溝」

 1 公娼制売春の地理的分布と類型
 2 さまざまな客
 3 企業とその幹部たち
 4 企業の業務
   客集めと娼婦の労働
 5 娼家の女の日常生活

 鑑札もち娼婦――過渡的地位

 病 院

 1 保健衛生管理の進歩、あるいは「御上のペニス」
 2 「監獄療法」

 監 獄

 1 理論的な正当化
 2 娼婦狩りと弾圧の状況
 3 刑務所にあふれる売春婦

第Ⅱ部 監禁から素行の監視へ

第1章 規制主義の計画の破綻、あるいは誘惑のイリュージョン

 公認娼家売春の斜陽化

 1 娼家数の減少
 2 閉ざされた娼家から出入り自由の娼家へ
 3 黙認の館から遊蕩の館へ

 もぐり売春の伝統的形態の発展と変化

 1 高級娼婦たち――ドゥミ=モンデーヌ、ファム・ギャラント、舞台の女、夜食相伴の女
 2 婚前妻・お妾さん
 3 もぐりの売春婦たち
   街頭や家具付安ホテルの娼婦たち、または最も低俗な売春 / 擬装店舗の急増 /
   キャバレーでの売春業の電撃的発展 / 地方での売春 (「兵士相手の娼婦」の神話と現実
   田舎の「うろつき娼婦」 鉱山地帯での売春の拡がりと抑制――ブリエ地方の実例)

 4 ヒモの多様性
 5 私娼の人類学的研究の困難

 売春のさまざまなニューフェイス

 1 ビヤホールの女たち
 2 「ブーグラン」の娘たちと「歌姫の売買」
 3 メゾン・ド・ランデヴー

第2章 満たされぬ性と売春の供給

 規制主義の最初のモデルの緩慢な崩壊

 1 さまよう性
 2 家族ぐるみの定住と家庭の安らぎ

 売春の新たな需要

 1 「夫の出費分」
 2 強烈な欲求不満
 3 売春ゲットーの急増
 4 欲情のあり様の変化

 需要と供給の一致

 1 「外向的になった都市」と白昼街路で艶姿を陳列する娼婦
 2 売春したくなる気持ち
 3 コルセットの放棄へ

  新版解説 娼婦論の古典(山田登世子)

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