ISBN-13: 9784894348141
刊行日: 2011/7
「東北」から世界を変える
「地方分権」を軸に政治の刷新を唱える静岡県知事、「自治」に根ざした東北独自の復興を訴える前岩手県知事、国際的視野からあるべき日本を問うてきた元外交官。
東日本大震災を機に、これからの日本の方向を徹底討論。
目次
〈鼎談〉 「東北」 共同体からの再生
問題提起
はじめに
復興の基盤としての地域共同体
増田寛也
震災直後に現れた共同体の力
復興の議論には被災者を巻き込んで
東北から 「新しい文明」 の創造を
東郷和彦
「二つの試練」 を跳ね返す
誰が復興を担うのか
復興への七つのポイント
日本の復興のモデルとしての 「東北」
川勝平太
共同体を崩壊させる原発事故
まず先遣隊を派遣
本隊と共に現地へ
コミュニティの力
討 論
防災拠点としての遠野 / 「減災」 の重要性 / 基礎自治体の徹底破壊の影響
まず、 仕事をつくる / 復興に向けた体制とは / 基礎自治体の受けたショック
福島の厳しい状況 / 福島への 「希望」 / 首都機能移転の可能性
新しい 「日本の顔」 をつくる / 東北復興院 / 東北全体を日本の顔に
東北六県が復興の絵を描く / 「丸投げ」 では復興はできない / 原発のことは福島で決める
非情な決断も求められる / 戦後民主主義が問われている / 建物の外観は公共財
北海道・東北銀河プラン / 東西文明の融合する地 / 原発にどう向き合うか
富士山に託された価値 / 原発を停められるか / もはや浜岡三号機は再開できない
電力分散が課題 / ゆるやかな 「脱原発」 / 代替エネルギーをめぐる国際競争
東北の自立を求めて / 東北は元来エコだった / 東北に求める風景
震災百日 ―― 鼎談を終えて
文明の創造は時間との闘い
東郷和彦
防災拠点としての遠野 / 「減災」 の重要性 / 基礎自治体の徹底破壊の影響
まず、 仕事をつくる / 復興に向けた体制とは / 基礎自治体の受けたショック
福島の厳しい状況 / 福島への 「希望」 / 首都機能移転の可能性
新しい 「日本の顔」 をつくる / 東北復興院 / 東北全体を日本の顔に
東北六県が復興の絵を描く / 「丸投げ」 では復興はできない / 原発のことは福島で決める
非情な決断も求められる / 戦後民主主義が問われている / 建物の外観は公共財
北海道・東北銀河プラン / 東西文明の融合する地 / 原発にどう向き合うか
富士山に託された価値 / 原発を停められるか / もはや浜岡三号機は再開できない
電力分散が課題 / ゆるやかな 「脱原発」 / 代替エネルギーをめぐる国際競争
東北の自立を求めて / 東北は元来エコだった / 東北に求める風景
文明の創造は時間との闘い
東郷和彦
三つの失望
三つの希望
おわりに
国家も地方も問われている
川勝平太
支援体制について
浜岡原子力発電所の運転停止
東北の復興は東北人の手で
増田寛也
津波の教訓は活かされたか
中央依存を地方から打ち破る
未来のために
編集後記