- 萩原初江・城島徹 著
- 四六並製 320頁
ISBN-13: 9784865784701
刊行日: 2025/8
“新宿ゴールデン街”誕生物語に、〈明治の製糸王〉萩原彦七の息子、清光が居た!
1948年、草創期の「新宿ゴールデン街」に誕生し、今やゴールデン街最古参バーの一つとなった「双葉」。
三代のママたち――祖父・萩原清光の妻・操、娘・幸子、孫・初江が守り伝えてきた日本の〈酒場文化〉とは?
明治期、桑都・八王子で「武相の製糸王」と呼ばれた曽祖父・萩原彦七に始まる四代のファミリー・ヒストリー。
目次
まえがき (萩原初江)
第一部 追跡・〈明治の製糸王〉萩原彦七 (城島徹)
はじめに――「幻想のシルクロード」をたどって
1 日本一の製糸工場
2 没落
3 足跡を訪ねる
4 シルクロード
5 顕彰に動いた八王子市民
6 渋沢栄一との邂逅
7 最期の日々と「復活」
第二部 新宿ゴールデン街〈双葉〉家族物語 (萩原初江)
はじめに――〈双葉〉という店
1 昭和二十三年開業
2 幸子ママの物語
3 時の人たち
4 女三代の〈双葉〉の思い出
5 母から娘へ、守りたいもの
6 三代目として
おわりに――二人の遺産を引き継いで
あとがき
異形の街「新宿」に刻まれた家族史 (城島徹)
昭和の酒文化を伝えたい (萩原初江)
関連年表(1850-2025)――萩原彦七と〈双葉〉
主な参考文献
人名索引
関連情報
ゴールデン街には三百近い飲み屋さんが軒を連ねています。そんな中にあって1948(昭和23)年創業のバー〈双葉〉は最も古く、2025年に創業77年を迎えました。
私の祖父、萩原清光(1893-1973)はこの街の草創期のリーダーでした。ゴールデン街という名称は祖父達が名付け親とされています。店主は祖母から母へと代替わりし、今は私が〈双葉〉の看板を受け継いでおります。
〈双葉〉でお客様からの最高の賛辞は「あの時(祖母と母の時代)と全然変わってないね」というフレーズです。お店のスタンスは創業時と変えていません。古色蒼然とした昔ながらのバーですが、どなた様も大歓迎です。 (〈双葉〉三代目ママ 萩原初江)