- 市民＝議員立法実現推進本部 山村雅治 著
- 菊判並製 544頁
ISBN-13: 9784894341449
刊行日: 1999/7
初の「市民立法」推進の全過程を追う迫真のドキュメント
陳情しない、抗議しない──阪神・淡路大震災の被災市民たちが、真の生活再建への公的援助を求め「市民立法」で法案を打ち立て、超党派の議員を巻き込み遂に国会を動かした活動と精神の全記録。
目次
この本を読まれる方に、まず 小田実
第 I 部 1995年
1 「災害被災者等支援法案」 と 「被災者生活再建支援法」
2 「人間の国」 へ
3 抗議しない、 陳情しない
4 小田実氏とともに
5 山村サロンという拠点
「山村サロン会報・号外」 （1995.2.17）
「山村サロン会報・号外」 （1995.4.12）
「山村サロン会報・号外」 （1995.7.13）
6 「市民救援基金」
「ありがとう」 （1995.8.26）
「山村サロン会報・第14号」 （1996.1.1）
第 II 部 1996年
7 「緊急・要求声明」
この国はどこへ行くのか （1996.1.23）
山村雅治
阪神・淡路大震災地からの緊急・要求声明 （1996.3.21）
8 最初の東京集会
「大震災 『声明』 の会 報告1」 （1996.5.21）
9 「市民立法」 の草案
10 全国会議員に親書を送る
11 17人の賛同議員
12 「市民」 からの反響
「山村サロン会報・第15号」 （1996.8.18）
13 動かぬ政治家
被災者公的援助のための 「市民立法」 を提唱する
小田実・早川和男・伊賀興一・山村雅治
―― 民主主義の再生のために ――
生活再建援助法案の意義 （1996.9.6）
山村雅治
―― 全市民の問題として理解を ――
14 「市民＝議員立法実現推進本部」、 発足
「『人間の国』 へ」 （1996.10.19）
「山村サロン会報・第16号」 （1997.1.1）
第 III 部 1997年
15 ジャーナリズムの反響
16 法案の内容が固まる
17 父が死んだ
18 法案の骨子ができる
19 『朝日新聞』 に意見広告
20 「生物学的解決」 か
「山村サロン会報・第17号」 （1997.7.14）
21 またもや継続審議
「山村サロン会報・第18号」 （1998.1.1）
第 IV 部 1998年
22 自民案、 野党案、 市民＝議員立法案
「災害被災者等支援法案」 市民＝議員共同声明 （1998.2.18）
「災害被災者等支援法案」 渋谷アピール行動に参加を （1998.2.18）
災害被災者等支援法案 （1998.3）
山村雅治
―― 市民立法はあなたの問題でもある ――
「災害被災者等支援法案」 三月声明 （1998.3.11）
23 最後のお願い
市民の皆さんへの訴え （1998.3.18）
「災害被災者等支援法案」 市民声明 （1998.3.23）
千百日の記録 （1998.3.27）
山村雅治
災害被災者等支援法案四月声明 （1998.4.13）
24 「被災者生活再建支援法」 が可決
「災害被災者等支援法案」 五・七声明 （1998.5.7）
「災害被災者等支援法案」 六・一九声明 （1998.6.19）
「山村サロン会報・第19号」 （1998.7.21）
25 生存権の問題、 市民と行政の関係
公的支援運動に思う
早川和男
―― 生存権保障を新たな護憲運動として ――
「災害被災者等支援法」 の制定めざした市民立法運動から見た行政と市民の関係
伊賀興一
26 市民＝議員立法実現推進本部 （東京）
被災者の現状を全国へ！
玄香実
27 「公的援助法」 実現ネットワーク
この国の主権者に再びなり直す
中島絢子
28 「被災者生活再建支援法」 の矛盾
「被災者生活再建支援法」 付帯決議部分拡充要求 一二・二四声明 （1998.12.24）
主権在民の追求
山村雅治
「山村サロン会報・第20号」 （1999.1.1）
新たな 「市民＝議員立法」 へ ―― 1999年以後
29 生活基盤回復援護法案
「生活基盤回復援護法」 （1999.4）
山村雅治
―― 国の責任において 「公的援助」 を ――
国による自然災害被災者の生活基盤回復等を促進するための公的援護措置法案 / 同解題 （1991.1.13）
30 新たな 「市民＝議員立法へ」
後 記 山村雅治
市民＝議員立法実現推進本部 年譜
