- イマニュエル・ウォーラーステイン 責任編集
- 山田鋭夫・遠山弘徳・岡久啓一・宇仁宏幸 訳
- A5上製 224頁
ISBN-13: 9784894343030
刊行日: 2002/9
ソ連社会主義の崩壊、欧州統合など、国家の枠組みの問われる今、〈世界システム〉という概念で、今世紀社会科学の全領野を包括する I・ウォーラーステインが、日本の読者に向けて責任編集する画期的な初の試み。 ウォーラーステインの主宰する、フェルナン・ブローデル・センターの機関誌『レビュー（季刊）』より、各巻のテーマに則した重要論文を精選する。
目次
序 長期波動の研究はなぜ論争的なのか
I・ウォーラーステイン
山田鋭夫 訳
資本主義世界経済の循環リズムと長期的トレンド
―― いくつかの前提、 仮説、 問題 ――
I・ウォーラーステイン
T・K・ホプキンス他
遠山弘徳 訳
書評論文コンドラチェフ波動は上昇しているのか下降しているのか
I・ウォーラーステイン
岡久啓一 訳
資本主義的プロセスとしての長期波動
I・ウォーラーステイン
山田鋭夫 訳
長期波動と労働過程変化
R・クームズ
宇仁宏幸 訳
1780年から2000年までの長期波動の解釈のために
A・ティルコート
岡久啓一 訳1
6ヶ月の長期波動
―― 新しい方法にもとづく諸結果と考察 ――
J・B・テーラー
岡久啓一 訳
段階的多項式回帰
―― 近道か、 回り道か ――
H・ブリル
遠山弘徳 訳
循環をめぐる問題
―― ブリルへの回答 ――
J・B・テーラー
遠山弘徳 訳
参考文献
