気候と人間の歴史1 ――猛暑と氷河 13世紀から18世紀

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  • エマニュエル・ル=ロワ=ラデュリ著
  • 稲垣文雄訳
  • A5上製 736ページ
    ISBN-13: 9784865782370
    刊行日: 2019/08

気候と人間社会の関係を描く記念碑的大著、発刊!

「気候」そのものを初めて歴史学の対象とし、自然科学と人文科学の総合を果た した嚆矢の書、『気候の歴史』から37年。「アナール」第三世代の第一人者が、氷河の規模の記録、年輪、ブドウの収穫期・品質、小麦の作況等のデータを駆使して、気候の変動が人間社会に与えた影響を緻密に追跡。本巻は、「小氷期」を含む13~18世紀を描く。



目次


まえがき
1 中世温暖期、おもに13世紀について
2 1303年頃から1380年頃 最初の超小氷期
3 クワットロチェント――夏の気温低下、引き続いて冷涼化
4 好天の16世紀(1500年から1560年まで)
5 1560年以降――天候は悪化している、生きる努力をしなければならない
6 世紀末の寒気と涼気――1590年代
7 小氷期その他(1600年から1644年まで)
8 フロンドの乱の謎
9 マウンダー極小期
10 若きルイ15世時代の穏やかさと不安定さ
11 1740年――寒く湿潤なヨーロッパの試練
結 論
あとがき
訳者あとがき
原注/参考文献/付録/人名索引・地名索引

関連情報

気候の歴史は、拙著『気候の歴史』が出版された一九六七年以来著しい進歩を遂げたが、クリスティアン・プフィスター、ピエール・アレクサンドル、ファン・エンゲレン、フィリップ・ジョーンズ、その他多くの人々の業績によって、いまや充分な正当性を獲得した。もはや、お上品で趣味のよい歴史学者たちがこの新しい学問分野を「えせ科学」のたぐいだと嘲弄をもって迎えた時代ではない。これら悪趣味なあざけりの時代は過ぎ去り、本書では、人間にとっての気候の歴史 が問題となるであろう。気候と気象の変動がわれわれの社会に与えた影響、特に食糧不足と、ある場合には疫病をも媒介とした影響もあつかうことになろう。(「まえがき」より)

【著者紹介】
エマニュエル・ル=ロワ=ラデュリ(Emmanuel Le Roy Ladurie)
1929年生まれ。アナール派の代表的な歴史学者。名門のリセ、アンリ四世校をおえたのち、高等師範学校に進んで歴史学を学ぶ。1955年南フランスのモンペリエ大学に赴任し、近世、近代フランス史を研究、講義。1973年、コレージュ・ド・フランスに迎えられ、現在、同名誉教授、フランス学士院会員。主要著書に『ジャスミンの魔女――南フランスの女性と呪術』(邦訳新評論)、 『新しい歴史――歴史人類学への道』『気候の歴史』『気候と人間の歴史・入門』(いずれも邦訳藤原書店)、『モンタイユー――ピレネーの村』(邦訳刀水書房)、『ラングドックの歴史』(邦訳白水社)など。『アナール』創刊以来80年間の主要論文を精選した〈叢書『アナール 1929-2010』――歴史の対象と方法〉(全5巻、藤原書店)をA・ビュルギエールと共に監修。
【訳者紹介】
稲垣文雄(いながき・ふみお)
1949年東京生まれ。1974年東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒業。1977年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。1982年パリ第八大学博士課程満期退学。長岡技術科学大学名誉教授。訳書にル=ロワ=ラデュリ『気候の歴史』(2000年)『気候と人間の歴史・入門』(2009年、共に藤原書店)『EC市場統合』(共訳、白水社、1992年)ほか。

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