フランス大使の眼でみたパリ万華鏡

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  • 小倉和夫 著
  • 四六上製 416頁
    ISBN-13: 9784865784145
    刊行日: 2024/2

われわれは、なぜパリに魅かれるのか?
各国の政界、財界、文化界の 人びとと交流した記録!

【第Ⅰ部】2000年1月から2001年12月までの、大使の手記。
【第Ⅱ部】永井荷風、島崎藤村、横光利一、与謝野晶子、岡本かの子、林芙美子……パリを訪れた日本人作家たちの足跡を追い、彼らの文学に落としたパリの影を想う“パリ文学散歩”。


目次

まえがき――パリの知的誘い
Ⅰ 駐仏大使のフランス体験――2000年1月‐2001年12月

Ⅱ パリ徘徊――パリを訪れた日本人作家たちと共に
 永井荷風とともに歩いたパリ
 パリの藤村を追って
 パリの旅愁、旅愁のパリ――横光利一にとってのパリ
 与謝野晶子の詠ったパリを追って
 岡本かの子のパリ体験をたどる
 林芙美子と「放浪する」パリ

関連情報

パリの隠れた、真の魅力は、知的教養と感性への刺激を与える場所であるところにある。

トルストイからヘミングウェイ、ピカソから藤田嗣治、レーニンから周恩来まで、パリは世界中の多くの人々の集まる場所であり、その足跡の残る所でもある。

そのパリに、国際機関への駐在官として、また在仏日本大使として都合5年余り在住した筆者は、多くの人々と出会い、いろいろと感じ、また考える刺激を受けた。とりわけ大使として在勤した期間中に出会った人々は、フランス、日本のみならず、各国の政界、財界、文化界と深い関係をもつ人々が多く、心にのこる知的遭遇が少なくなかった。(「まえがき」より)

著者紹介

●小倉和夫(おぐら・かずお)
1938年、東京都生まれ。東京大学法学部、英ケンブリッジ大学経済学部卒業。1962年、外務省入省。文化交流部長、経済局長、ベトナム大使、外務審議官(経済担当)、韓国大使、フランス大使などを歴任し、2002年11月に退任。2010年まで国際交流基金理事長、現在同顧問、青山学院大学特別招聘教授、日本財団パラリンピック研究会代表。
著書に『パリの周恩来――中国革命家の西欧体験』(1992年、中央公論新社、吉田茂賞受賞)『日米経済摩擦――表の事情ウラの事情』(改訂版1991年、朝日文庫)、『「西」の日本・「東」の日本――国際交渉のスタイルと日本の対応』(1995年、研究社出版)、『中国の威信 日本の矜持――東アジアの国際関係再構築に向けて』(2001年、中央公論新社)、『吉田茂の自問』(2003年)、『日本のアジア外交 二千年の系譜』(2013年)、『日本の「世界化」と世界の「中国化」――日本人の中国観二千年を鳥瞰する』(2018年、以上藤原書店)、『日本人の朝鮮観』(2016年、日本経済新聞出版社)など。

*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです

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