三島由紀夫vs東大全共闘

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  • 三島由紀夫
  • 芥正彦、木村修、小阪修平、橋爪大三郎、浅利誠、小松美彦
  • 菊大変型 288ページ
    ISBN-13: 9784894341951
    刊行日: 2000/9

「三島事件」30周年記念出版

事件の前年、東大全共闘が仕掛けた「激論会」に単身のりこんだ三島、不倶戴天と目される両者が、深く共有した危機意識を示す〈共同体〉という論点。当時激論を交わした前衛演劇のカリスマ芥正彦、小阪修平ら6人が再会し、三島と共有した問題を今こそ賦活すべきだと、12時間かけ徹底討論!





目次

[討論を終えて] 砂漠の住民への論理的弔辞
三島由紀夫


act1 近代批判 I 左右対立の彼岸

近代の超克 ― 三島由紀夫vs東大全共闘
バリケードの明るさと 「パリ五月革命」
「民族的時間」 と 「革命空間」
全共闘と三派全学連 ― 無償性とスターリズム
『豊饒の海』
日本的システムと仏教
共同体の始まりと明治国家
解放区とアナーキズム
三島由紀夫と天皇
日本語の身体 ― 廣松渉と 「近代の超克」 思想
国語の成立と女性性
日本とヨーロッパの近代科学
廣松渉の 「遺書」 ― 日本とアジア
国家とネーション
『金閣寺』・ハイデガー・死
身体・日本人であること
世界経済システムと日本


act2 近代批判 II 技術 ― 芸術の問い

「空間」 の理念と 「共同体」
「美と共同体と東大闘争」 というネーミング
モデルとしての結社 ― フランス革命と供犠性
機械論的社会観・技術・全共闘
友愛・声・全共闘
総力戦・原爆・全共闘
全共闘は敗北したのか?
全共闘の 「意味」
技術と現代の 「国家」
技術への問いと経済システム
生命科学の現状 ― 科学技術と存在論
技術のシステム性
人口問題


後 記
木村 修
小阪 修平
橋爪大三郎
浅利 誠
小松 美彦
明石 健五

あとがき 芥 正彦

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