感性の歴史家 アラン・コルバン

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  • アラン・コルバン
  • 小倉和子 訳
  • 四六上製 304ページ
    ISBN-13: 9784894342590
    刊行日: 2001/11

感性の歴史の全てを語り下ろす

『娼婦』『においの歴史』『浜辺の誕生』『音の風景』『記録を残さなかった男の歴史』ほか成立の秘話や方法論をめぐる貴重なエピソードを語り下ろす、恰好の〈感性の歴史学〉入門。





目次

日本の読者へ

1  ノルマンディーでの子供時代

戦中の子供  カーンとリモージュ  兵舎の 「ソヴィエト共産党員」  毛沢東と監禁


2  90万人のリムーザン人

小手帖  レオン・ブルムの金の食器  ガチョウが渡ってくる  三角形の内側  基本的な核


3  歴史家と娼婦
・・・・・・・・ 『娼婦』


「これは道路管理の問題だ!」  ものの形をゆがめるプリズム  パラン=デュシャトレが 「娼家」 を訪ねる  財産を濫費する女たち  リュシアン・フェーヴルと愛の歴史


4  黄水仙と前浜
・・・・・・・・ 『においの歴史』 『浜辺の誕生』


有毒な風とかぐわしい香り  人間の沼  あたらしい見方  オーギュスタン・ティエリの亡霊たち  二千年のあいだ飲み続けられたスープ  美しくて健康によい海  人々がブライトンに殺到する  フリードリッヒ・フォン・シュトルベルグと海水浴


5  定期市広場での死
・・・・・・・・ 『人喰いの村』


非理性的なものの論理  幻想のプロシア人  ウージェニー、ピウス9世の愛人?  愛着の論理  拷問と酒宴  苦痛に対抗する3つの《a》  断頭台


6  鐘が語ること
・・・・・・・・ 『音の風景』


ペタン派と寝取られ男たち  世俗の音と宗教的な音  鐘、 聖体器、 上祭服  ミッテランの鐘桜  「これはあれを殺すだろう」  ブルターニュの主任司祭の誕生日鐘、 パイプオルガン、 リードオルガン、 そしてセルパン  鐘つき男と日本人


7  時間の使い方
・・・・・・・・ 『レジャーの誕生』


時間の空白  大型客船上のメニルミュッシュ  2050年の歴史家  いかにしてパリジャンになるか


8  もっとも内面的=親密なもの
・・・・・・・・ 『私生活の歴史』 『時間・欲望・恐怖』


ウジェニー・ド・ゲランの小さな虫  氷のなかの声  決闘するジョスパン  身体の被い  喪に服す性


9  オルヌ県の一介の木靴職人
・・・・・・・・ 『記録を残さなかった男の歴史』


「無限の底辺」 にいる人々  主観的なカメラ  ルイ=フランソワの十文字署名  旅籠の男  サルトルのあと何をすべきか


10 教師と研究者

アンディ・ウォーホル効果  博士論文と公開審査  モンテスキューは知的労働者か?  カテゴリーの横断線  猛禽  漫画  満足感にひたる歴史  おいしいワインの国


アラン・コルバンの著作・主要論文
原 注
訳者あとがき

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