〔学芸総合誌・季刊〕環――歴史・環境・文明 vol.9 [特集]21世紀・日本のグランドデザイン

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  • 菊大並製 544ページ
    ISBN-13: 9784894342798
    刊行日: 2002/01

新しい時代に向けてトータルな知の総合を企図する学芸総合誌

この30年から100年の国家をどう作ればいいのか、その主体たる国民は何をなすべきか。今このグランドデザインを描けなければ、この国の未来はない。幾多の勇気あるキーパーソンたちから募った、この閉塞から抜け出すための勇気と責任ある積極的な発言の集大成!



目次

<座談会> 21世紀・日本のグランドデザイン
  川勝平太+姜尚中+榊原英資+武者小路公秀
日本経済の未来像【グローバル市場から公共計画へ】  佐伯啓思
アジアに日本はどう向きあうべきか  山室信一
健康と病気に対する意識と取り組みはどう変わるか  上田敏
子どもたちとの未来に向けて【生命のきずなを】  大田堯


朝鮮半島統一と日本の役割  李鐘元
21世紀前半の日中・日台関係  山本勲
アジアにおける歴史資料ネットワークの構築に向けて  石井米雄
歪曲された対露外交【平和条約交渉をどう進めていくべきか】  袴田茂樹
アフリカに文明を学ぶ【21世紀の日本・アフリカ関係】  勝俣誠

金融システムの未来像  北村龍行
日本の製造業の未来像  唐津一
手仕事の思想の未来  塩野米松
食/農のグランドデザイン【歴史学の視点から】  菊池勇夫
分配の再編  立岩真也

日本は「移民」にどう向きあうべきか  宮島喬
アジア時代のグローバル外交  平松守彦
沖縄のグランドデザイン  松島泰勝
(インタビュー)魅力ある都市をつくろう【コミュニティとしての都市】  陣内秀信
仙台は東北の都なりや  赤坂憲雄
自治の未来-豊島から  石井亨
地方都市の未来  原田泰

(インタビュー)住宅省をつくろう  藤森照信
環境問題から見る日本の未来像  市川定夫
日本の学の進展のために  有馬朗人
地球(知求)学の試み  松井孝典
公共哲学による学問の構造改革を!  山脇直司
教育保全のための「社会と学校」改革案  中内敏夫
(インタビュー)日本のことばの未来のために  田中克彦
日本に第二言語は必要か?  古藤晃
外国語教育の未来を考えるために  三枝壽勝
日本語教育の未来像  松岡榮志
(インタビュー)文化省をつくろう【日本映画の未来】  高野悦子
演劇の公共性と日本の未来  平田オリザ

新聞の存在理由とその未来  中馬清福
(インタビュー)出版の未来と総合雑誌の役割  粕谷一希
放送の未来像【技術革新に見合った公共性を】  服部孝章
放送ジャーナリズムに思想を取り戻せ  坂元良江

●歴史上のキーパーソン
 聖徳太子 孤高の賢者 (千田稔)
 空海 宇宙大の世界観 (西宮紘)
 横井小楠 儒学を超えた儒学者 (松浦玲)
 後藤新平 近代日本・百年の計(西宮紘)

●エッセイ
「いまヨーロッパから学ぶべきこと」  大野博人
「いまオランダから学ぶべきこと」  桜井直文
周縁性を行かす地域戦略-スウェーデンとウェールズから学ぶ  里深文彦
沖縄の未来のために-美術館の窓から  佐喜眞道夫
自立の地域振興をめざして-岐阜県郡上八幡の場合  羽田野博徳
漢字の未来についての予言  一海知義
日本演劇の未来  大笹吉雄



<小特集>大阪のグランドデザイン
(インタビュー)開かれた都市・大阪【国際集客都市をめざして】
  磯村隆文(大阪市長)

(座談会)大阪のグランドデザイン
  大谷晃一+塩沢由典+橋爪紳也+杉原達+河内厚郎

「東洋のマンチェスター」大阪の復権と外国籍住民の役割  朴一
商業都市・大阪の歴史と未来  宮本又郎
先物取引発祥の地・大阪の歴史と未来  島実蔵 
大阪の学問【知的革新の場】  宮川康子
水系の中の都市・大阪の未来像  山田國廣



◇緊急特集 追悼・ピエール・ブルデュー

 弔辞 E・サイード、E・ホブズボーム、J・ブーヴレス、E・テレ、加藤晴久

コレージュ・ド・フランス最終講義
ピエール・ブルデュー
 『社会科学はなぜ自己を対象化しなければならないのか』(加藤晴久訳・解説)



◇特別定期寄稿

I・ウォーラーステイン  転換期における知識人 

M・ボ-  大反転する世界と地球・人類・資本主義

R・ボワイエ  グローバリゼーションと「9・11」事件



◇連載 東洋について 5

大いなる他者【近代日本の中国像】  子安宣邦

◇連載 ブローデルの「精神的息子」たち 9
 アルレット・ファルジュ【アナール学派とフーコ-】
  聞き手 I・フランドロワ(尾河直哉=訳)

◇連載 徳富蘇峰宛書簡 9
 中江兆民3 高野静子


鶴見和子の歌「よみがえり」
 
石牟礼道子の句「水村紀行」

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