原子力の深い闇――“国際原子力ムラ複合体”と国家犯罪

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  • 相良邦夫
  • A5並製 232ページ
    ISBN-13: 9784865780291
    刊行日: 2015/06

われわれは原子力から逃れることが出来るのか!?

戦後、世界は原子力(=核)を背景に平和を享受し続けてきた。だが、今や我々をとりまく環境は、原子力に包囲し尽くされてしまった。本書は、国連諸機関並びに原子力推進諸団体及び国家などが、原子力を管理・主導する構造(国際原子力ムラ複合体)を、現在入手しうる限りの資料を駆使して解明する告発の書である。



目次


 はじめに

序 戦後七〇年、福島原発事故から四年
  ――国家犯罪と“国際原子力ムラ複合体”の虚構を暴く――

第Ⅰ部 福島第一原発事故の現状と問題点
 第1章 福島県の被災地と、東日本八県九九市町村の除染の遅れ
 第2章 クリアランス制度による放射性物質の全国拡散処理化
 第3章 福島第一原発事故の健康と食品への影響

第Ⅱ部 チェルノブイリ原発事故と福島原発事故の比較
 第4章 ウクライナとベラルーシの人口激減と健康被害
 第5章 “国際原子力ムラ複合体”「チェルノブイリ・フォーラム」はIAEAの指揮か?
   ――統計的な確証が無いと宣言し、重要な科学研究成果を無視し続けるIAEA――
 第6章 福島原発のほうが格段に高い、帰還居住区域の放射線被ばく線量

第Ⅲ部 “国際原子力ムラ複合体”の実体
  ――被ばく障害を「生活習慣病」でカムフラージュ――
 第7章 「生活習慣病」と「内部被ばく」問題
 第8章 世界の放射線防護基準を作った国際放射線防護委員会(ICRP)に対する疑問
 第9章 欧州放射線リスク委員会(ECRR)の告発と日本

第Ⅳ部 福島原発事故は虚構の上に成り立つ国の犯罪
 第10章 原子力中心に組み立てられた日本社会
   ――原発再稼働と賠償、廃炉などの巨費は国民のツケに――
 第11章 新たな「国際放射線防護基準」の創設を
   ――人類の健康と福祉を守るために、「内部被ばく」を入れた基準を――

 あとがき
 参考文献
 図表一覧


1.原子力の用語と単位
2.国際・国内の主な機関・組織(2015年5月31日現在)
3.東京電力・福島第一原発事故および関連の主な出来事(2011.3.11~2015.4.17)
4.日本の原子力発電所の現状(2015年4月20日現在)
5.日本の原子力発電所一覧(2015年4月20日現在)
6.日本の“原子力ムラ”

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