絹と日本人――日常着として、きもの暮らし六十年

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  • 中谷比佐子 著
  • A5変並製 184頁・カラー口絵16頁
    ISBN-13: 9784865784756
    刊行日: 2025/10

“絹”と“きもの”で、自立と自由と心地よい暮らしを!

化学繊維があふれる今こそ、身のまわりに自然素材の“絹”を!
カイコのさなぎの命を守る“まゆ”→絹は、適度な湿気と温度を保ち、抗菌・防臭の効果があり、紫外線を防ぐなど、体を整える力がある!
きものを着つづけたからわかる、絹のすごさ! “きもの”で姿勢を整え、自分を見つめ直そう!


目次

Ⅰ きもの、そして絹と出会う
 一 私ときもの
 二 絹との出会い

Ⅱ 絹からみる歴史
 一 「絹」を知る
 二 絹と近代

Ⅲ お蚕さんのちから
 一 糸をいただく
 二 ふしぎな力
 三 絹に生かされて

Ⅳ 日常着としてきもの――国際的社会学者、鶴見和子さんの着こなし

Ⅴ 「きもの」とは何か――若い人たちへ
 一 生きる姿勢
 二 「衣」で自立する

関連情報

きものは“日本の古い衣服で、今では実用性がない” “着るのに時間がかかる” “高価で手が出ない” “きゅうくつで動きにくい” “手入れも大変” というのは、すべて誤りです。

あらかじめ縫製された洋服に対して、きものは自分のからだにあわせて着こなせる、自由な衣です。

そして特に“絹”という素材には、さまざまな有害なものから、私たち生きものの体を守るはたらきがあります。  (本書より)



著者紹介

●中谷比佐子(なかたに・ひさこ)
1936年大分生まれ。共立女子大学卒業後、女性誌編集記者を経て、きものに関する活動のため㈱秋櫻舎を設立。つくり手と売り手、売る人と着る人の橋渡し、着る人のスタイリングなどを手がける。絹、蚕についての追究の功績から、2011年「蚕糸功績賞」((一財)大日本蚕糸会)受賞。「きものを識ると日本が見えてくる」を基本に、きものと日本人による文化的知恵を、書籍、雑誌、講演、セミナー、YouTube等で伝える。

〈著書〉
『若い人のためのきものの本』 主婦と生活社 1971
『知的な女性はきもの好き』 婦人生活社 1982
『心は、きもの主義』 ゆびさし 1984
『きものを着たら おとな思草』 角川学芸出版 2005
『日本に息づく和の風水』 三五館 2007
『きものという農業』 三五館 2007
『きもの解体新書』 春陽堂書店 2020
『続・きものという農業』 万代宝書房 2023 他

*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです

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