〔学芸総合誌・季刊〕環――歴史・環境・文明 vol.5 [特集]国家とは何か

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  • 菊大並製 400ページ
    ISBN-13: 9784894342309
    刊行日: 2001/04

新しい時代に向けてトータルな知の総合を企図する学芸総合誌

近代国家をめぐる日米欧の根源的な議論から、近代以前の日本における「国」の姿、そして近代世界システムのなかでの国家像など多様な視角を設定し、21世紀の国家のありようを問う指針を探る。





目次

〈鼎談〉
国家とは何か
 川田順造+佐伯啓思+山内昌之

ヘゲモニーの不可能性をめぐって  I・ウォーラーステイン(山下範久=訳・解題)

国家精神の担い手たち【官僚界の生成と構造】  P・ブルデュー(三浦信孝=訳・解題)

国家の存在理由  坂本多加雄

日本における「ポスト・モダン」と国家
 【脱近代とは脱植民地主義である】  尹健次

国家と国境について  立岩真也

〈エッセイ〉
越境する魂  杉原 達

主権論序説【国境、国家、人民】  E・バリバール(福井和美=訳・解題)

ホッブズ『市民論』を読む  桜井直文

市民論(抄)  トマス・ホッブズ(桜井直文=訳)

自然状態・自然権・国家【ホッブズ、ロック再読】  稲葉振一郎

〈エッセイ〉
スティーヴンスンと吉田松陰  よしだみどり

日本人における国・国家という概念  西宮 紘

女性と国家【フェミニズムからみた国家】  古田睦美

ヘーゲル国家論と地球環境問題  笹澤 豊

環境と国家【南北問題と市民運動】  勝俣 誠


 小特集横井小楠の国家論

横井小楠の国家観  源了圓

横井小楠の“大義”について  石津達也

経済学的視点から見た横井小楠の国家観  山崎益吉

横井小楠『国是三論』 万延元年  花立三郎=校注・解題・年譜

〈特別寄稿〉
小楠の道義国家像  渡辺京二

◇特別対談
社会学とは何か
 P・ブルデュー vs 富永健一


◇短期連載 東洋について 2
昭和日本と「東亜」の概念  子安宣邦

◇リレー連載 世界の中の日本経済 3
日本は金融危機から立ち直れるか  B・コリア(花田昌宣=訳)

◇リレー連載 河上肇とその論争者たち3
「木下尚江と河上肇」【『社会主義評論』における論争・下】  鈴木篤

◇リレー連載 バルザックとわたし 5
バルザック論が書けない理由  西川長夫

◇連載・ブローデルの「精神的息子」たち 5
 イヴ・ラコスト【ブローデルと地理学者たち】   聞き手 I・フランドロワ

◇連載・徳富蘇峰宛書簡 5
 釈宗演と鈴木大拙1 高野静子


鶴見和子の歌「凛凛」
 
石牟礼道子の句「水村紀行――湖」

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