- 菊大並製 192ページ
ISBN-13: 9784894342637
刊行日: 2001/12
「循環」の視点から捉え直す。
近代の科学技術文明が提供し、先進国の人々が享受してきた快適さ、便利さへの代償として、物理的な自然環境の破壊とともに、自然と固く結びつき、人間の文化を育んできた日々の生活そのものが破壊されている。
単純に過去の状態に戻ることが困難をきわめる今、破壊が極限まで達しつつある「生活」と「環境」を再創造することは可能か。
目次
「生活‐環境革命」宣言
山田國廣
座談会生活‐環境革命
――どうしたらよくなるのか――
石井亨+阿部悦子+広松伝+山田國廣
生活環境主義とは何か?
嘉田由紀子
ダムから見た日本(ニッポン)
天野礼子
役人の発言
――東京・日の出町第二処分場建設反対運動の現在――
田島征三
ゴルフ場問題の現在
松井覺進
「みどりのフロンティア」を夢見て
――合併処理浄化槽全戸設置推進事業の成果――
丸岡一直
土壌・地下水汚染の現状と対策制度のあり方
吉田文和
キューバ島の日本人と朝鮮人
――「革命」の島から――
中村尚司