〈座談会〉 「今、「明治維新」を問う」

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■明治維新史観を問い直す

・カオスとしての維新　
・だれが維新を語るのか　
・徳富蘇峰『近世日本国民史』と明治維新　
・水戸学と明治維新　
・懐徳堂と明治維新　
・康有為と明治維新──横井小楠との比較を中心として　
〈コラム〉一海知義　「明治維新」という言葉――その出典と語義

■国家意識の誕生

・近世天皇の政治的君主化とその限界──孝明天皇　
・民間「浪士」と維新期の「改革」　
・草莽の明治維新──宇良田玄彰と『憂国議事新聞』　
・「與論」（よろん）VS「世論」（せろん）　
・古賀どう庵の海防論　
・下田密航前後における松陰の西洋認識──米国に残る「投夷書」をめぐって　
・北方史を縛る国家意識　
〈コラム〉　Ｍ・メール　明治政府の修史事業とは何だったのか

■江戸と明治の連続性／断絶性をどう見るか？

・流通ネットワークからみた「明治維新」　
・歴史人口学からみた幕末明治期の日本　
・建築にとっての明治維新　
・「病気直し」から「教説の時代」へ──民衆宗教と幕末維新　
〈コラム〉　百瀬明治　東本願寺と明治維新

■明治政府の“改革”とは何だったのか

・廃藩置県断行と府県制　
・熊本実学派と大久保利通──明治維新における中央と地方　
・明治官僚制の成立　
・円の成立　
・明治の改暦──「時」の中央集権化　

〈インタビュー〉日本の人づくりシステムにとって「明治維新」とはなんだったか　
〈コラム〉北　政巳　スコットランド人ネットワークと「明治維新」

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《小特集：幕末維新のキーパーソン》

「徳川斉昭」　家近良樹　　「横井小楠」　三上一夫　　　「元田永孚」 沼田哲
「西郷隆盛」　猪飼隆明　　「吉田松陰」よしだ・みどり　　「徳川慶喜」　田原八郎
「山県有朋」　川田　稔　　「井上　毅」　坂井雄吉 　　　「頭山　満」　石瀧豊美

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《 Ｉ・ウォーラーステイン特別インタビュー 》

　新しい社会科学に向けて

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《 小特集：エティエンヌ・バリバール》

　・来日記念セミナー
　　 マルクス主義と構造主義を超えて

　・特別寄稿
　　構造主義──主体の罷免？

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《連載》

■〈往復書簡〉多田富雄 ←→ 鶴見和子　4（最終回）
　超越とは何か

■〈往復書簡〉吉増剛造 ←→ 高銀　３
　蟋蟀（こうろぎ）のように耳を澄まして、…

■唐木順三という存在　２
　京都大学哲学科の物語

■地球温暖化問題の現在　２
　世界に多発する異常気象が警告する、“癒し文明”の危機

■連載　〈ジェンダー論〉中級問題　2

■リレー連載・ゾラとわたし　3
　〈非常に重要なものの始まり〉
■ブローデルの精神的息子たち　13（最終回）
　Ｊ・ル=ゴフ──ブローデル以降の『アナール』 （聞き手＝Ｉ・フランドロワ）

■徳富蘇峰宛書簡　13
　　森次太郎?　【明治への思い】

高野静子

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巻頭短歌　鶴見和子
巻末俳句　石牟礼道子