〔学芸総合誌・季刊〕環――歴史・環境・文明 vol.14 [特集]「読む」とは何か

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  • 菊大並製 472ページ
    ISBN-13: 9784894343498
    刊行日: 2003/07

新しい時代に向けてトータルな知の総合を企図する学芸総合誌

「読む力」が萎えてきた現代、「からだ」で五感で読むことの大切さを訴える!





目次

〈対談〉 「読む」とは何か

竹内敏晴(演出家)+松井 直(児童文学家)

テクストと大学   【大学という独特の制度。その理念と歴史】

イバン・イリイチ(桜井直文=訳・解題)


読みの構造

内田義彦

聖なる読書、俗なる読書
宮下志朗

読むことと登ることの間で 【読書と山岳表象の近代】
和田敦彦

構造を読む 【メタファーとしての記号】
北沢方邦

「無本の本を読む」 【わが読書経験とその意味】
針生一郎

哲学的読書から反哲学的読書へ
子安宣邦

読むという純粋体験 【普遍と個別の汽水域】
茂木健一郎

読むこと/ある密猟
M・ド・セルトー (山田登世子=訳)

意味の沈殿と蘇生の儀式  【「読むこと」の近代性と共同体】
糟谷啓介

〈読む〉ことの身体
兵藤裕己


《小特集》
「読む」ということ 若者へのメッセージ
荒川修作(現代芸術家)/池辺晋一郎(作曲家)/遠藤郁子(ピアニスト)/岡部伊都子(随筆家)/粕谷一希(評論家)/加藤周一(評論家)/川田順造(文化人類学者)/窪島誠一郎(信濃デッサン館、無言館館長)/黒井千次(作家)/黒田杏子(俳人)/河野信子(女性史家)/榊原英資(経済学者)/佐野眞一(ノンフィクション作家)/陣内秀信(建築史家)/諏訪正人(コラムニスト)/多田富雄(免疫学者)/辰濃和男(コラムニスト)/中馬清福(ジャーナリスト)/辻井 喬(作家・詩人)/鶴見俊輔(哲学者)/中村桂子(生物学者)/西澤潤一(電子通信工学者)/藤澤秀行(囲碁名誉棋聖)/山口昌男(文化人類学者)/吉永小百合(俳優)/渡辺京二(思想史家)
聖典・古典を読む
『論語』を読む 池田知久/中国古典詩を読む 一海知義/仏教「曼荼羅」を読む 頼富本宏/アヴェスターを読む 岡田明憲/旧約聖書を読む 秋吉輝雄/クルアーンを読む【その聖典としての重さ】 黒田壽郎/古事記を読む 【シタデルヒメをめぐって】 山田 永/万葉集を読む 岡井 隆/『ハムレット』を読む 鈴木一策/『資本論』を読む 今村仁司/『地中海』を読む 浜名優美/『死者の書』を読む 小林 覚


《緊急対談》

 今、軍事問題にどう向きあうべきか
     【アフガニスタンの現在とイラク攻撃以後の世界】

伊勢崎賢治+姜尚中


《来日特別インタビュー》

   21世紀型の経済成長とは何か
      【アメリカのニューエコノミー論を超えて】

ロベール・ボワイエ


《連載》

■地球温暖化問題の現在 3
 座標軸が揺れる日本の地球温暖化対策と急がれる
 日本発の地球「気候モデル」発信

さがら邦夫

■リレー連載・ゾラとわたし 3
 仮装の遺伝学
金森修
■唐木順三という存在 3
 漱石と鴎外
粕谷一希

■〈往復書簡〉吉増剛造 ←→ 高銀 4
 言語の雲
高銀

■連載 〈ジェンダー論〉中級問題 3(完)
立岩真也

□《寄稿》
 下田獄における第二の「投夷書」について
     松陰の覚悟に対するペリー側の共感
陶 徳民


  巻頭短歌 鶴見和子  巻末俳句 石牟礼道子

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