ゴッホはなぜゴッホになったか――芸術の社会学的考察

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  • N・エニック
  • 三浦篤訳
  • A5上製 352ページ
    ISBN-13: 9784894344266
    刊行日: 2005/3

「生前の不遇」―「死後の評価」

現在最も有名な近代画家、ゴッホ。生前不遇だった画家が、死後異常なまでに評価され、聖人のように崇められるようになったのは何故か?近現代における芸術家神話の典型を気鋭の芸術社会学者が鮮やかに分析する。




目次

日本の読者へ

序 論


第一部  逸脱、 刷新

第1章 作品となった仕事 ―― 沈黙から解釈学へ
第2章 黄金伝説 ―― 伝記から聖人伝へ

第二部 和 解

第3章 「ファン・ゴッホ」 対 「フィンセント」 ―― 英雄性の二律背反
第4章 狂気と犠牲 ―― 特異な人物の両面価値性

第三部 巡 礼

第5章 金銭による償い ―― 購入すること、 弁済すること
第6章 視線による償い ―― 作品を見ること
第7章 存在による償い ―― 遺体への行列

結 論 ―― ファン・ゴッホ現象


[付録] ゴッホとフランスにおける美術批評 (1888-1901年)

[付録補遺]
 孤立者たち ―― フィンセント・ファン・ゴッホ
     ジョルジュ=アルベール・オーリエ (近藤學 訳)

ゴッホ死後の評価をめぐる年表

原 注
訳者解題
参考文献
人名索引

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