〔学芸総合誌・季刊〕環――歴史・環境・文明 vol.20 [特集]「情報」とは何か

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  • 菊大並製 376ページ
    ISBN-13: 9784894344297
    刊行日: 2005/01

新しい時代に向けてトータルな知の総合を企図する学芸総合誌




目次

視覚の過去とまなざしの倫理――視覚の歴史のために

I・イリイチ(桜井直文訳=解題)

■情報テクノロジーと倫理

メディアの再身体化と公的な知の不在
大澤真幸

「情報化」のなかのジャーナリズム
武田徹

「情報」のイメージ――新たでない情報概念のために
山口裕之

デジタルの海の中で私秘性を取り戻すこと
茂木健一郎

「情報社会」の何が問題なのか
清水克雄

■情報と権力

シャノンの呪縛を解く――基礎情報学のねらい
西垣通

プラスティック・ワード――世界を席巻していく言葉
U・ペルクゼン(植野公稔訳)

近代日本における「情報の貧困」
佐藤卓己

情報基盤の対米依存――測位衛星をめぐって
山川一基

ワールド・ナビゲーション時代のセイレーンの島
             ――EUシェンゲン情報システムについて

臼井隆一郎

先史文化と情報
大貫良夫

古代社会における「情報」伝達――駅伝と狼煙
平川南

〈コラム〉情報操作
川上和久

■情報以前

情報以前――「聞く」ことの倫理
竹内敏晴

リスクと不安――情報に基づいた意思決定という神話
S・ザマスキ(三砂ちづる訳)

磁場としてのフィールド、プロセスとしての情報――野帳の余白に
香月洋一郎

情報伝達のことば・私を語ることば・サロン的なことば
伊藤伸二

「情報」と精神医療
高岡健

教育における「情報」
鳥山敏子

「情報」のイメージ――新たでない情報概念のために
山口裕之

〈コラム〉情報操作
川上和久



小特集◆新作能「不知火」をめぐって

諸霊の面影しのびたい
石牟礼道子


〈対談〉奉納上演を前にして――未来へ「課題責任」を背負う
緒方正人+栗原彬

梅若六郎/笠井賢一/紅野謙介/ジョナ・サルズ/櫻間金記/田口ランディ/辻信一/土屋恵一郎/久野啓介/松岡心平/三砂ちづる/水原紫苑/渡辺京二


小特集◆ジョルジュ・サンド生誕200年

〈講演〉社会派の文学・思想的な言語
     ――21世紀にジョルジュ・サンドを読むために
辻井喬

〈講演〉自由を求めた女性、ジョルジュ・サンド
持田明子

《インタビュー》

資本主義は一色ではない!――新著『資本主義VS資本主義』を語る
R・ボワイエ(井上泰夫訳)

《特別寄稿》

故郷を訪ねる旅路――アンデルセン生誕200年に寄せて
よしだみどり

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《連載》

●鶴見和子の言いたい放題 その4
 国破れても文化は遺れ
鶴見和子

●榊原英資が世界を読み解く 第4回
 構造的デフレ再考
榊原英資

●反哲学的読書論 2
 近代に反覆される親鸞
子安宣邦

●河上肇の「詩」と「書」 6
 病馬すでに千里の志なし
一海知義+魚住和晃

●唐木順三という存在 9
 ふたたび京都学派について
粕谷一希


  巻頭短歌 鶴見和子  巻末俳句 石牟礼道子

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