黒いアテナ――古典文明のアフロ・アジア的ルーツ 2 考古学と文書にみる証拠 下(全2分冊)

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  • マーティン・バナール
  • 金井和子 訳
  • A5上製 576ページ
    ISBN-13: 9784894344839
    刊行日: 2005/11

強者「西欧」による世界観からの自由を目指す本

考古学・言語学・文献・神話すべてを総合した緻密な考証から、人種差別の産物「古代ギリシアのアーリア起源」を否定し、「フェニキア・エジプト起源」を立証、欧米界に一大センセーションを巻き起こした野心作。



目次


第7章  テラ島の噴火  ―― エーゲ海地域から中国まで

年代決定をめぐる論争
放射性炭素年代測定法の異議申し立て  年輪年代学からの証拠
テラ島 ―― 中国との関連
噴火年代の修正
年代修正のもつ意味
テラ島とカリステ島
「出エジプト記」 に記された火山の噴火
メンブリアロスと夜の帳
アトランティス神話
アトランティスと「アトラスのAtlantic」  アトランティスとアトラス、 およびア
トラス山(アトラス山脈)  アトラスとオケアノス  プラトンのアトランティス
島とテラ島の噴火
アイスランドのヘクラ火山噴火
中国 ―― 歴史書の衝撃
枢軸時代という謬論  夏王朝と商王朝の年表  テラ島噴火が宗教に
与えた衝撃  政治に与えた影響 ―― 〈天命〉
結 論



第8章  ヒクソス

第13王朝の年表 ―― 混沌期のエジプト
第15王朝の年表 ―― ヒクソス支配の始まり
ヒクソスの首都 ―― テル・エル・ダバア
400年記念石柱とセト神殿
年表の要約
ヒクソスとは誰か
ヒクソスの出自、出身地とエジプト到着をめぐる様ざまな説
多民族集合体としてのヒクソス
馬と二輪戦車 ―― フルリ人とアーリア人
フルリ人とヒクソス
フルリ人がいたことを示す考古学と言語学の証拠
ヒクソスの物質文化
旧約聖書にみるエジプト捕囚あるいはエジプト逗留とヒクソス
結 論



第9章  紀元前18世紀と17世紀のクレタ島、 テラ島および
    ミュケナイ文化の誕生―― ヒクソスの侵略はあったか

クレタ島の新宮殿
MMIII期のクレタ島の武器
短刀と剣に関するギリシア語の語彙とアフリカ=アジア系言語
複合弓、 馬、 二輪戦車  空飛ぶギャロップ ―― スフィンクスとグリフィン
ヒクソスは紀元前1730年頃のクレタ島を侵略したか
ヒクソスはテラ島にやってきたか
テラ島から出土した考古学上の証拠  テラ島のフレスコ画
ミュケナイ文明の起源
竪穴墓、 トロス墓、 トゥムルス墓  埋葬と副葬品  初期ミュケナイ文化期の
物質文化の源流
〈アーリア・モデル〉 の侵略説
ギリシア人の傭兵  インド=ヨーロッパ人
〈アーリア・モデル〉 と 〈古代モデル〉  ―― フランク・スタッビングズ
結 論 ―― 〈改訂版古代モデル〉


第10章 エジプト、 メソポタミアおよびレヴァントとエーゲ海
     地域との接触 ―― 文書にみる証拠

エーゲ海地域にみるエジプト語の地名
ミノゥスMnwsとミノスMinos  カフトゥKftÌwとクレタ島
ワジ・ウェルWƷḏ wrとハウナバḤƷw nbw ―― エーゲ海とミュケナイ人
ダナオイ人の語源
後期青銅器時代のエジプトとエーゲ海地域との関係 ―― 文章にみる証拠
エジプトの碑文と墓の壁画にみる正確な描写とハイブリッド
クレタ王はなぜエジプトに貢ぎものをしたか
クレタ島でミュケナイ人が支配した年代の決定
エジプトに派遣されたクレタ島とミュケナイの使節団
アメノフィス3世像の台座
第18王朝後期と第19王朝のエジプトとエーゲ海地域の接触
エジプトの文書と絵画の証拠 ―― 要約
メソポタミアとウガリットの文書
エーゲ海地域の文書
線文字B
結 論



第11章 エーゲ海地域とエジプトおよびレヴァントとの接触
     ―― 考古学にみる証拠 紀元前1550年―1250年 ――

後期ミュケナイ文化期のギリシア
エーゲ海地域の相対的孤立時代 ―― 紀元前1550年―1470年
エジプト勢力拡大 ―― 紀元前1520年頃から1420年
ペロプスとアカイア人 ―― アナトリアからの証拠
ペロプスは 「皇太子」 か
アカイア人とダナオイ人
アカイア人の考古学上の痕跡
ミュケナイ人とヒッタイト人
ウガリットとキプロス島
ミュケナイの勢力拡大とトゥトモセ3世の征服
後期青銅時代の地中海に商人はいたか
バスの主張  ムーリーの反論  ヤンナイの否定的総合
カシュの難破船 ―― 船乗りたち
エジプトのテーバイとミュケナイ ―― 紀元前1420年―1370年
定礎埋納物としての記念銘板
ミュケナイにエジプト神殿祭儀はあったか  反時計回りの貿易順路
貿易用語の語彙
エジプトの影響力衰退とエーゲ海地域  紀元前1370年―1220年
Φ形フィギュリンとΨ形フィギュリン、および敵を懲らしめる神像
カナン壺
象 牙
結 論



第12章 英雄時代の英雄的終焉
     ―― テーバイ、 トロイア、 ミュケナイの没落 紀元前1250年―1150年 ――

円筒印章
ボイオティア地方のテーバイとフェニキア人の到来
古代の年代記
カドモスとアルファベット
カドモスとダナオス ―― ヒクソス人支配者
線文字Bでどう書かれているか
テーバイ宮殿の財宝
カッシート人との関連
テーバイの滅亡
トロイア小史
トロイア戦争の年代
テーバイとトロイア
ミュケナイ文明の崩壊
結 論



結 論

地 図

転写と発音
年 表
用語解説
参考文献
訳者あとがき
「 『黒いアテナ』 は 〈古代モデル〉 である」  (マーティン・バナール)
索 引

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