漢詩逍遥

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  • 一海知義
  • 四六上製 328ページ
    ISBN-13: 9784894345294
    刊行日: 2006/7
  • 「詩 言 志」――詩とは志を言うものである

    中国の古代から現代へ、近代中国に影響を与えた河上肇へ、そして河上が愛した陸放翁へ・・・。
    漢詩をこよなく愛する中国古典文学の第一人者が、中国・日本の古今の漢詩人たちが作品に託した思いをたどりつつ、中国古典の豊饒な世界を遊歩する。読者待望の最新随筆集。

    目次

    はしがき

    I  漢詩逍遥

    四季の詩&nbsnbsp;―― 漢詩四方山話
    漢文教室 ―― 超初級編
    漢詩のパロディ ―― 古代中国から現代日本まで
    玉碗盛り来る琥珀の光 ―― 酒を讃える詩
    折り句は楽し
    中国反戦詩の伝統 ―― 古代から 「原爆行」 まで
    中国古典詩を読む ―― 7つのハードル
    漱石と桂湖村 ―― 熊本時代の漢詩

    II  河上肇を語る

    マルクス経済学者河上肇と中国古典詩
    なぜ河上肇か
    河上肇の詩歌における実験
    河上会の歴史点描
    出獄前夜
    末川博先生生誕110周年に寄せて
    魯迅兄弟と河上肇
    河上会の6年
    紹介 畑田重夫先生
    河上肇と日本敗戦
    孤鶴凜然として逝く ―― 羽村静子女士への弔辞
    紀平龍雄追悼文集序文
    幻の書 『陸放翁鑑賞』

    III 陸游を読む

    陸詩読解瑣語四則
    『陸游語彙抄』 序文
    読游会10周年記念の会
    読游会
    『一海知義の漢詩道場』 出版記念会
      「報告集」 小序
      『漢詩道場』 と陸游の詩
    『漢詩道場』 編者からのメッセージ

    IV  漢字・漢語

    漢字の未来についての予言
    閑人侃侃の語
    書評 白川静 『文字講話I』
    ヒツジ年に思う
    「明治維新」 という言葉 ―― その出典と講義
    榎村陽太郎 『略字字典』 序文
    東西南北と東南西北 ―― 日本と中国の方位
    「胡」 という言葉 ―― 胡瓜・胡椒・胡弓・胡坐・胡姫

    V  帰林閑話

    雌 雄  鷹山の詩  女と男 男と女  国 家  百という字  読游会雑詠
    命 名  傲具堂  戦争と子供  恵迪寮  素人の憲法談義
    憲法借り物論  『論語』 の中の 「女」  孔子と酒  『論語』 の中の 「神」
    健忘症 (1)  健忘症 (2)  「学問」 という言葉 (1)  「学問」 という言葉 (2)
    河上家の家系  朕惟フニ  七十猶裁樹  蓬門  「思う」 と 「想う」
    兵役拒否  恵存  靴のヒモ

    VI  雑 纂

    杉原四郎著作集推薦文
    巳年の安井三吉君
    戦場のモーツァルト
    私の忘れ得ぬ1冊 ―― 李広田 『引力』
    私の研究回願録
    書評 石子順 『中国映画の明星 (女優篇)』
    辛口の祝辞
    民主党を持ち上げる詐欺
    「九条」 の選挙


    初出一覧

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