イスタンブール――思い出とこの町

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  • オルハン・パムク
  • 和久井路子 訳
  • 四六変上製 496ページ
    ISBN-13: 9784894345782
    刊行日: 2007/7

ノーベル文学賞受賞作家、待望の邦訳第3弾!

画家を目指した22歳までの〈自伝〉と、フロベール、ネルヴァル、ゴーチエら外国の文豪の目に映ったこの街、そして209枚のモノクロ写真――失なわれた栄華と、自らの過去を織り合わせながら、胸苦しくも懐かしい「憂愁」に浸された街を描いた傑作。



目次

1  もう一人のオルハン
2  暗い博物館風の家の写真
3  “わたし”
4  崩壊したパシャの屋敷の悲哀 ――通りを吟味する
5  モノクローム
6  ボスフォラス海峡の発見
7  メリングのボスフォラス海峡の光景
8  母と父とがいなくなったこと
9  もうひとつの家 ――ジハンギル
10 ヒュズン、 メランコリ、 悲しみ (トリステス)
11 4人の孤独な憂愁の作家
12 父方の祖母
13 学校のつまらなさと楽しさ
14 トコイナカハ ヲバツ ニンメジ
15 アフメト・ラースィムや町の通信員たち
16 口を開けて道を歩くべからず
17 絵を描くことの悦び
18 レシャト・エクレム・コチュの知識と奇妙なコレクション ――『イスタンブール百科事典』
19 征服か、 陥落か? ――コンスタンチノープルのトルコ化
20 宗 教
21 金持ちたち
22 海峡を通過する船、 大火、 貧しくなること、 家を変えること及び他の災害など
23 イスタンブールのネルヴァル ――ベイオウルの散策
24 ゴーチエの貧しい地区でのメランコリックな散策
25 西洋人の目の下で
26 廃墟の憂愁 ――タンプナルとヤヒャ・ケマルは貧しい地区で
27 町外れの絵のような光景
28 イスタンブールを描く
29 絵と家族の幸せ
30 ボスフォラスの船の煙
31 イスタンブールのフロベール ――東と西と梅毒
32 兄と弟、 兄弟喧嘩
33 外国系の学校での外国人
34 不幸せとは自分や自分の町を嫌悪することである
35 初 恋
36 金角湾の船
37 母との会話 ――忍耐、慎重、芸術


写真について
訳者あとがき
トルコ関連年表
地名・施設名索引
人名索引

関連情報

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