恋の華・白蓮事件

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  • 永畑道子
  • 解説=尾形明子
  • 四六上製 272ページ
    ISBN-13: 9784894346550
    刊行日: 2008/10
  • 綿密な調査と取材で描く、白蓮事件の真相!

    1921年、『大阪朝日新聞』トップに、夫である炭坑王・伊藤伝右衛門への絶縁状が掲載され、世間は瞠目。その張本人が、歌人・柳原白蓮。白蓮と伝右衛門の関係を、つぶさな取材・調査で描いた、真実の白蓮事件。

    目次

    第一章 出 奔

    大阪毎日、 空白の二日間
    伊藤?子 紛失
    絶縁状、 朝日紙上に
    京の宿の伝右衛門
    世に叛く行為
    「絶縁状を読みて、 ?子に与ふ」
    恋の道行き
    男の無念、 弁明無用
    うつつの白蓮
    厨川白村 『ラブ・イズ・ベスト』
    博多、 祭り太鼓の夜


    第二章 花 芯

    伊藤博文をふった女
    生母おりょう
    奥津家の身より
    柳原家・女の葛藤
    波乱の?子
    運命の糸
    育ての母、 増山くに
    品川の海を恋う
    北小路家養女へ
    宇治川畔の証言
    破婚の身


    第三章 蒼 狼

    学問への渇望
    西南の役苦役
    八木山峠
    父伝六・タヌキ掘り
    伝右衛門細心
    女遍歴と、 孝養と、
    ふたりの女
    別世界の?子
    身心病む男
    姦淫する自由
    歌集 『踏絵』
    幻の恋
    おゆう身代り
    魔性の女


    第四章 浮 舟

    崖の上に立つ
    筑紫の女王、 絹のハンカチ
    万華鏡のように
    仕掛けた恋
    桃の実ふとる
    出会い
    東大新人会出発
    まことに人を恋ひそめぬ
    行く手は闇


    第五章 波 瀾

    華麗なる 人身御供
    出奔への手立て
    決行直後
    生活の安定をもたぬ女
    伝右衛門、 苦悩
    香織誕生
    滔天の妻槌子
    宮崎家を支える
    天日の下の不倫
    ?子変貌
    平和運動 ――失明の終焉


    初版あとがき
    白蓮関係略系図
    白蓮略年譜
    解 説 (尾形明子)
    人名索引

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