- 橋爪紳也 著
- A5上製 224頁
ISBN-13: 9784894347915
刊行日: 2011/3
多数の貴重な図版で描く「水の都」の歴史・現在・未来
文明の源であり、人間社会の生命線でありながら、他方では、人々の営みを一瞬にして破壊する恐るべき力ももつ「水」。水と陸とのあわいに育まれてきた豊穣な文化を歴史のなかに辿り、「水都」大阪再生へのヴィジョンを描く。
目次
はじめに――「水都」大阪の想像力
都市の原点としての「水」
「水の都」大阪の誕生
新たな物語のはじまり
序 浜――水と陸とが出会う場所から
一 「水の都市」大阪の物語
二 江戸の上水、大坂の下水
三 船場を基盤にした近代化
四 都市の出入口としての「浜」
五 「旅行代理店」の誕生
六 都市という「浜」
第Ⅰ部 「水の都市」大阪の誕生
1 島――汽水の都
一 汽水の都
二 陸と海の境
三 汽水に都市を浮かべる
四 島に集う神々
2 山――江戸の「公共事業」
一 ふたつの山
二 川ざらえというイベント
三 蓬莱山の物語
四 再生される名所
五 西洋風の主題遊楽園
3 都――「水都」というアイデンティティ
一 東洋のベニス
二 「水の都」と「煙の都」
三 産業と観光の水都
4 災い――治国在治水
一 水害と都市
二 淀川の改修
三 治水翁
四 室戸台風と教育塔
5 新地――周縁部としての水辺
一 新町――遊興地の整理と集中
二 新地――土地の繁栄策として
三 悪所――遊興地の取り締まり
四 有楽の所――所繁昌と治道
第Ⅱ部 陸と海のあわいで
6 桟橋――陸と海との架け橋
一 桟橋でのレジャー
二 橋上納涼
三 東洋一の大桟橋
四 魚釣り電車と大桟橋
五 大浜海楼
7 リゾート――鉄道と別荘
一 松の浜寺
二 初期の浜寺公園
三 別荘群から住宅地へ
四 海水浴場の大衆化
五 健全なるホームとしての新開地
8 潮湯――新しい海水浴
一 海水浴の誕生
二 潮湯の伝統
三 海水浴場の流行
四 電鉄会社と潮湯場
五 大工が手がけた潮湯場
六 新温泉と大阪
9 楽園――都市の余白に描かれた夢
一 土地会社のパラダイス
二 土地会社とスポーツ・イベント
三 土地会社と博覧会
四 埋立て地の「楽園」
10 夜景――水と都市と光
一 光の都 明りの名所
二 祝祭の光
三 赤い灯 青い灯
終 水景――「浜」の再生へ
一 水景の都市
二 川からみた都市
三 都市再生と水際
四 誰もが水辺を利用できる権利
五 水際の「自由空間」
六 水辺の景物を楽しむ
あとがき
都市の原点としての「水」
「水の都」大阪の誕生
新たな物語のはじまり
序 浜――水と陸とが出会う場所から
一 「水の都市」大阪の物語
二 江戸の上水、大坂の下水
三 船場を基盤にした近代化
四 都市の出入口としての「浜」
五 「旅行代理店」の誕生
六 都市という「浜」
第Ⅰ部 「水の都市」大阪の誕生
1 島――汽水の都
一 汽水の都
二 陸と海の境
三 汽水に都市を浮かべる
四 島に集う神々
2 山――江戸の「公共事業」
一 ふたつの山
二 川ざらえというイベント
三 蓬莱山の物語
四 再生される名所
五 西洋風の主題遊楽園
3 都――「水都」というアイデンティティ
一 東洋のベニス
二 「水の都」と「煙の都」
三 産業と観光の水都
4 災い――治国在治水
一 水害と都市
二 淀川の改修
三 治水翁
四 室戸台風と教育塔
5 新地――周縁部としての水辺
一 新町――遊興地の整理と集中
二 新地――土地の繁栄策として
三 悪所――遊興地の取り締まり
四 有楽の所――所繁昌と治道
第Ⅱ部 陸と海のあわいで
6 桟橋――陸と海との架け橋
一 桟橋でのレジャー
二 橋上納涼
三 東洋一の大桟橋
四 魚釣り電車と大桟橋
五 大浜海楼
7 リゾート――鉄道と別荘
一 松の浜寺
二 初期の浜寺公園
三 別荘群から住宅地へ
四 海水浴場の大衆化
五 健全なるホームとしての新開地
8 潮湯――新しい海水浴
一 海水浴の誕生
二 潮湯の伝統
三 海水浴場の流行
四 電鉄会社と潮湯場
五 大工が手がけた潮湯場
六 新温泉と大阪
9 楽園――都市の余白に描かれた夢
一 土地会社のパラダイス
二 土地会社とスポーツ・イベント
三 土地会社と博覧会
四 埋立て地の「楽園」
10 夜景――水と都市と光
一 光の都 明りの名所
二 祝祭の光
三 赤い灯 青い灯
終 水景――「浜」の再生へ
一 水景の都市
二 川からみた都市
三 都市再生と水際
四 誰もが水辺を利用できる権利
五 水際の「自由空間」
六 水辺の景物を楽しむ
あとがき