「東北」共同体からの再生――東日本大震災と日本の未来

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  • 川勝平太・東郷和彦・増田寛也
  • 四六上製 192ページ
    ISBN-13: 9784894348141
    刊行日: 2011/7
  • 「東北」から世界を変える

    「地方分権」を軸に政治の刷新を唱える静岡県知事、「自治」に根ざした東北独自の復興を訴える前岩手県知事、国際的視野からあるべき日本を問うてきた元外交官。
    東日本大震災を機に、これからの日本の方向を徹底討論。

    目次

    〈鼎談〉 「東北」 共同体からの再生

    問題提起

    はじめに

    復興の基盤としての地域共同体
    増田寛也

    震災直後に現れた共同体の力
    復興の議論には被災者を巻き込んで

    東北から 「新しい文明」 の創造を
    東郷和彦

    「二つの試練」 を跳ね返す
    誰が復興を担うのか
    復興への七つのポイント

    日本の復興のモデルとしての 「東北」
    川勝平太

    共同体を崩壊させる原発事故
    まず先遣隊を派遣
    本隊と共に現地へ
    コミュニティの力

    討 論

    防災拠点としての遠野 / 「減災」 の重要性 / 基礎自治体の徹底破壊の影響
    まず、 仕事をつくる / 復興に向けた体制とは / 基礎自治体の受けたショック
    福島の厳しい状況 / 福島への 「希望」 / 首都機能移転の可能性
    新しい 「日本の顔」 をつくる / 東北復興院 / 東北全体を日本の顔に
    東北六県が復興の絵を描く / 「丸投げ」 では復興はできない / 原発のことは福島で決める
    非情な決断も求められる / 戦後民主主義が問われている / 建物の外観は公共財
    北海道・東北銀河プラン / 東西文明の融合する地 / 原発にどう向き合うか
    富士山に託された価値 / 原発を停められるか / もはや浜岡三号機は再開できない
    電力分散が課題 / ゆるやかな 「脱原発」 / 代替エネルギーをめぐる国際競争
    東北の自立を求めて / 東北は元来エコだった / 東北に求める風景

    震災百日 ―― 鼎談を終えて

    文明の創造は時間との闘い
    東郷和彦

    三つの失望
    三つの希望
    おわりに

    国家も地方も問われている
    川勝平太

    支援体制について
    浜岡原子力発電所の運転停止

    東北の復興は東北人の手で
    増田寛也

    津波の教訓は活かされたか
    中央依存を地方から打ち破る
    未来のために

    編集後記

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