ウクライナの発見――ポーランド文学・美術の19世紀

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  • 小川万海子
  • 四六上製 256ページ
    ISBN-13: 9784894348172
    刊行日: 2011/8
  • 国家を喪失した民を魅了した、豊饒の地〈ウクライナ〉とは。

    プロイセン・オーストリア・ロシアの三列強により領土を分割された19世紀、ポーランド文化史上、最も重要な意味をもつポーランド・ロマン主義が開花した。そのインスピレーションの源泉となった〈ウクライナ〉を、美術・文学の中に辿る。
    【口絵:カラー16頁】

    目次

    序 章


    第I章 ウクライナ概説

    1 「ウクライナ」 の語源
    2 ポーランドとウクライナの歴史的関係
    3 19世紀ポーランドにおける 「ウクライナ」 の認識
    4 ウクライナ生まれの芸術家・学者等

    第II章 19世紀ポーランド美術におけるウクライナ

    1 ウクライナに魅せられた画家たち
    2 ユゼフ・ヘウモンスキ
    3 ヤン・スタニスワフスキ

    第III章 19世紀ポーランド文学におけるウクライナ

    1 『マリア ―― ウクライナの物語』 (Marja powieść ukraińska)
    2 『カニュフ城』 (Zamek kaniowski)
    3 ザレスキの詩に生きるウクライナ
    4 呼吸する大地 ―― ヴィンツェンティ・ポルの見たウクライナ

    終 章

    1 もの言う自然
    2 ポーランド・ロマン主義とウクライナ

    あとがき
    本書関連年表

    参考文献一覧
    ポーランド語要旨

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