医師のミッション――非戦に生きる

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  • 日野原重明
  • 小池政行 (聞き手)
  • 四六上製 184ページ
    ISBN-13: 9784894348387
    刊行日: 2012/01
  • 百歳を記念して

    「許すことができれば、戦争、殺し合いは起きません。
    私は、今度の震災をもって、世界平和のきっかけにする運動を、世界じゅうに起こそうではないかと思うのです。
    そのためには、少なくとももう十年、現役でがんばらなければ。」

    目次


    はじめに――日野原重明先生との出会い  小池政行

    I 与えられた使命を生きる
     真珠湾攻撃のとき
     戦前から先進的な聖路加国際病院
     戦争へと突き進む日本
     戦争中は「大東亜中央病院」と改名させられた
     原爆投下の決断
     関東大震災で崩壊し、米陸軍が建てたテント病院
     チャペル前のロビーで聞いた玉音放送
     アメリカの医学ジャーナルから受けた刺激
     戦後のアメリカ留学――新しい教育研修システムの導入
     臨床の大切さ
     聖路加国際病院の発展が私の使命
     「与えられた私のいのち」――よど号ハイジャック事件の体験
     聖路加国際病院の発展――地下鉄サリン事件
     お金持ちも、貧しい人も
     ミリオネアは、社会のためにお金を使う
     日本の医学教育の改革を
     テンダー・ラビング・ケア
     東日本大震災を、世界平和のきっかけに
     非戦――戦争そのものを否定する

    II 非戦への思い
     原爆はアメリカの大失敗
     戦争は人間を鬼にする
     命を大切にすること――「戦争反対」への子供の教育
     仕返しではなく、許しを
     「敵を愛せよ」
     石橋湛山の小日本主義
     湛山のような指導者を待望する
     人間は「非戦」を目標にすべき
     沖縄の講演で、住民への問いかけ
     沖縄の住民が決定する
     アイヌと少数民族の問題
     GDPよりも「国民の幸福」を
     子供たちへのメッセージ
     99歳、ブロードウェイの舞台に立つ

    III 平和へ、そして医の改革
     戦争の闇
     命の大切さと憲法九条
     日本は武器を持たぬ平和国家に
     これからは女性の時代
     日本には本当の民主主義がない
     ナショナリズムを超えて
     文化というアイデンティティ
     看護師、助産師制度の法律の改革
     「生きること」を大切にする――シュヴァイツァーの精神
     死を看取ることの大切さ
     スピリット(霊)を見つめて
     聖路加国際病院に帰ってくる医師たち
     大学院大学としてのメディカルスクールをつくろう
     プラスのお金は、新しいことのために使う

    あとがき  日野原重明

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