「移民列島」ニッポン――多文化共生社会に生きる

価格: ¥3,300 (税込)
[ポイント還元 132ポイント~]
数量:
在庫: 在庫あり

返品についての詳細はこちら

twitter

  • 藤巻秀樹 著
  • 四六上製 320頁
    ISBN-13: 9784894348806
    刊行日: 2012/10

21世紀、日本の縮図を鳥瞰!

多国籍の町、東京・大久保、南米の日系人が多く住む愛知・保見団地、アジア各国から外国人花嫁が嫁いでくる新潟・南魚沼市、3つの地域に住み込んで、さらに日本各地を取材し、移民たちの肉声を伝える第一線の記者によるルポルタージュ。


目次

はしがき

序 章 なぜ今、移民問題なのか
大阪人として生きる/在日のアイデンティティー/パリの移民たち/人口減少の地方を歩く/深刻な農村の嫁不足/タオル業界支える中国人/東海地方の日系ブラジル人/深刻な人口減少/日本の針路決める問題

第一章 日本移民地図
東京移民地図/池袋チャイナタウン/活躍する女性起業家/挫折した東京中華街構想/西葛西のインド人街/インド人会の創始者/平均二、三年の滞在者/高田馬場はリトル・ヤンゴン/難民起業家/北関東、東海に住むブラジル人/東北に多い農村の外国人妻/大阪の生野コリアタウン/ 「在日」をアピール/神戸の中華街「南京町」/老華僑と新華僑

第二章 ブラジル人集住の街 豊田市保見団地
住民の約半分が外国人/リーマン不況で失業相次ぐ/NPOでボランティア/失業給付で持久戦/親戚・友人のネットワーク/日本語の学習熱高まる/帰国する子どもたち/ゴミ問題で日伯摩擦/日伯合同のパトロール/不就学児が会社見学/卒業生が進路ガイダンス/団地の希望の星/外国人比率六割の小学校/女性が活躍するNPO/深刻な子どもの健康問題/住民が託児所開業/遠い共生への道/未来の日本を見る旅

第三章 アジア人の集う街 東京オオクボ
アジアの喧騒/留学生と元留学生の街/大久保ドリームの体現者/韓流ブームに乗る/韓国人から見た日本/ニューカマーの草分け/ネパール人の食材店/イスラム横丁/中国朝鮮族は東アジア人/韓人会の清掃活動/我々はオオクボ人/児童の過半数は外国人/異文化を生きる子どもたち/母語尊重の教育/大久保のマリア様/国際友好会館/高齢化するオールドカマー/外国人の駆け込み寺/路地裏の仏堂/ビルの中の教会/韓流に飲まれる商店街/波紋呼んだ理事長発言

第四章 外国人妻のいる農村 新潟県南魚沼市
一九八〇年代から受け入れ/十八歳のフィリピン人花嫁/孤独を抱え生きる/英語講師の韓国人妻/中国人妻の決意/本国の娘を日本に呼ぶ/母国の味で起業/整体師の中国人妻/連れ子の教育が課題に/花嫁支える日本語教室/大学と地域をつなぐ「夢っくす」/僕は農村花婿

第五章 日本の移民政策
一九九〇年の入管法改正/外国人集住都市会議/自民党の移民一千万人計画/内閣府に新組織/民主党の移民政策/ 「共生社会」実現検討会議/問題多い介護福祉士受け入れ/これからの移民政策/脱「同質社会」への道


戦後日本の移民受け入れに関する年表
参考文献
写真一覧
図表一覧
本書に登場する店舗・団体・人物の一覧

ページトップへ