- 社会思想史学会 編
- A5並製 288頁
ISBN-13: 9784894349377
刊行日: 2013/09
〈特集〉思想史研究を問いなおす
社会思想史学会は1976年に創立され、まもなく40年を迎える。社会思想史研究は、それ以前から各分野で進められていたが、本学会の創立は、各分野の研究者が一同に会し、それまでの各分野の研究を継承するとともに、思想史研究の新しいパラダイムを模索するものでもあった。本号特集は「思想史研究を問いなおす」と題して、各分野で進められていた戦後の思想史研究を引き継ぎ、革新してきた本学会会員の寄稿をいただいた。執筆者は、英語圏の啓蒙思想研究について田中秀夫会員、フランスの自由主義思想の研究について安藤隆穂会員、日本の福沢諭吉研究について安川寿之輔会員である。
執筆者が研究を始めた時代の当該分野の支配的パラダイムはどのようなものであったか、日本(あるいは世界)の研究がそれをどのように克服し、あるいは継承することで、現在の研究の到達点が形成されているのか、このプロセスについて、御自分の研究のあゆみを振り返り、研究者個人の目から見た当該分野の思想史研究の総括をしていただき、その分野の研究の乗り越えるべき現代的課題は何か、について論じていただいた。思想史研究は、先行研究との対決でもある。思想史研究が時流に浮かぶ泡沫ではなく、学問研究の王道をいくものであることを、本特集は示すであろう。
目次
〈論文〉
英語圏啓蒙思想についての研究 田中秀夫
近代社会思想史のフランス〔自由主義を中心に〕 安藤隆穂
戦後日本社会における福沢諭吉研究の批判的総括〔「丸山諭吉」神話の解体と戦争責任問題〕 安川寿之輔
〈公募論文〉
福田徳三と中国知識人 武藤秀太郎
〈労働する動物〉と全体主義〔アーレントのマルクス批判はいかなる思想的意義をもつか〕 百木漠
ニコス・プーランザスとアンリ・ルフェーヴル〔1970年代フランスの国家論の回顧と展望〕 平田周
矛盾と暴力〔エティエンヌ・バリバールの政治哲学序説〕 太田悠介
〈書評特集:マルクス研究〉
『増補マルクスの疎外論――その適切な理解のために』(岩淵慶一著) 青木孝平
『マルクスの物象化論――資本主義批判としての素材の思想』(佐々木隆治著) 田畑稔
『時間・労働・支配――マルクス理論の新地平』(モイシェ・ポストン著、白井聡・野尻英一監訳) 内田弘
『サルトルとマルクス I・II』(北見秀司著) 藤本一勇
〈書評〉
『市民社会とは何か――基本概念の系譜』(植村邦彦著) 髙橋聡
『アリストテレス政治哲学の重層性』(荒木勝著) 稲村一隆
『政治の覚醒――マキァヴェッリ・ヘーゲル・ヴェーバー』(笹倉秀夫著) 石黒盛久
『哲学原論/自然法および国家法の原理』(ホッブズ著、伊藤宏之・渡部秀和訳) 梅田百合香
『人間論』(ホッブズ著、本田裕志訳) 梅田百合香
『デフォーとイングランド啓蒙』(林直樹著) 生越利昭
『アダム・スミス 法学講義 1762 ~ 1763』(アダム・スミスの会監修、水田洋・篠原久・只腰親和・前田俊文訳) 野原慎司
『アメリカ啓蒙の群像――スコットランド啓蒙の影の下で 1723-1801』(田中秀夫著) 石川敬史
『トクヴィルの憂鬱――フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生』(髙山裕二著) 宇野重規
『社会体の生理学――J・S・ミルと商業社会の科学』(川名雄一郎著) 有江大介
『評伝ゲルツェン』(長縄光男著) 加藤史朗
『革命宗教の起源』(アルベール・マチエ著、杉本隆司訳) 立川孝一
『エルンスト・カッシーラーの哲学と政治――文化の形成と〈啓蒙〉の行方』(馬原潤二著) 齊藤伸
『詩歌と戦争――白秋と民衆、総力戦への「道」』(中野敏男著) 福家崇洋
『市場社会と人間の自由――社会哲学論選』(カール・ポランニー著、若森みどり・植村邦彦・若森章孝訳) 中山智香子
『河合榮治郎の社会思想体系――マルクス主義とファシズムを超えて』(青木育志著) 牧野邦昭
『中国革命論のパラダイム転換――K・A・ウィットフォーゲルの「アジア的復古」をめぐり』(石井知章著) 緒形康
『世俗と宗教のあいだ――チャールズ・テイラーの政治理論』(高田宏史著) 上野成利
『ハンス=ゲオルグ・ガーダマーの政治哲学――解釈学的政治理論の地平』(加藤哲理著) 三島憲一
『都市が壊れるとき――郊外の危機に対応できるのはどのような政治か』(ジャック・ドンズロ著、宇城輝人訳) 前川真行
第2回社会思想史学会研究奨励賞の公示
2012年会員新著一覧
英文抄録/英文目次
公募論文投稿規定/公募論文審査規定/執筆要領/社会思想史学会研究奨励賞規定
編集後記
英語圏啓蒙思想についての研究 田中秀夫
近代社会思想史のフランス〔自由主義を中心に〕 安藤隆穂
戦後日本社会における福沢諭吉研究の批判的総括〔「丸山諭吉」神話の解体と戦争責任問題〕 安川寿之輔
〈公募論文〉
福田徳三と中国知識人 武藤秀太郎
〈労働する動物〉と全体主義〔アーレントのマルクス批判はいかなる思想的意義をもつか〕 百木漠
ニコス・プーランザスとアンリ・ルフェーヴル〔1970年代フランスの国家論の回顧と展望〕 平田周
矛盾と暴力〔エティエンヌ・バリバールの政治哲学序説〕 太田悠介
〈書評特集:マルクス研究〉
『増補マルクスの疎外論――その適切な理解のために』(岩淵慶一著) 青木孝平
『マルクスの物象化論――資本主義批判としての素材の思想』(佐々木隆治著) 田畑稔
『時間・労働・支配――マルクス理論の新地平』(モイシェ・ポストン著、白井聡・野尻英一監訳) 内田弘
『サルトルとマルクス I・II』(北見秀司著) 藤本一勇
〈書評〉
『市民社会とは何か――基本概念の系譜』(植村邦彦著) 髙橋聡
『アリストテレス政治哲学の重層性』(荒木勝著) 稲村一隆
『政治の覚醒――マキァヴェッリ・ヘーゲル・ヴェーバー』(笹倉秀夫著) 石黒盛久
『哲学原論/自然法および国家法の原理』(ホッブズ著、伊藤宏之・渡部秀和訳) 梅田百合香
『人間論』(ホッブズ著、本田裕志訳) 梅田百合香
『デフォーとイングランド啓蒙』(林直樹著) 生越利昭
『アダム・スミス 法学講義 1762 ~ 1763』(アダム・スミスの会監修、水田洋・篠原久・只腰親和・前田俊文訳) 野原慎司
『アメリカ啓蒙の群像――スコットランド啓蒙の影の下で 1723-1801』(田中秀夫著) 石川敬史
『トクヴィルの憂鬱――フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生』(髙山裕二著) 宇野重規
『社会体の生理学――J・S・ミルと商業社会の科学』(川名雄一郎著) 有江大介
『評伝ゲルツェン』(長縄光男著) 加藤史朗
『革命宗教の起源』(アルベール・マチエ著、杉本隆司訳) 立川孝一
『エルンスト・カッシーラーの哲学と政治――文化の形成と〈啓蒙〉の行方』(馬原潤二著) 齊藤伸
『詩歌と戦争――白秋と民衆、総力戦への「道」』(中野敏男著) 福家崇洋
『市場社会と人間の自由――社会哲学論選』(カール・ポランニー著、若森みどり・植村邦彦・若森章孝訳) 中山智香子
『河合榮治郎の社会思想体系――マルクス主義とファシズムを超えて』(青木育志著) 牧野邦昭
『中国革命論のパラダイム転換――K・A・ウィットフォーゲルの「アジア的復古」をめぐり』(石井知章著) 緒形康
『世俗と宗教のあいだ――チャールズ・テイラーの政治理論』(高田宏史著) 上野成利
『ハンス=ゲオルグ・ガーダマーの政治哲学――解釈学的政治理論の地平』(加藤哲理著) 三島憲一
『都市が壊れるとき――郊外の危機に対応できるのはどのような政治か』(ジャック・ドンズロ著、宇城輝人訳) 前川真行
第2回社会思想史学会研究奨励賞の公示
2012年会員新著一覧
英文抄録/英文目次
公募論文投稿規定/公募論文審査規定/執筆要領/社会思想史学会研究奨励賞規定
編集後記




