芸の心――能狂言 終わりなき道

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  • 野村四郎(観世流シテ方)・山本東次郎(大蔵流狂言方)
  • 笠井賢一[編]
  • 四六上製 240ページ
    ISBN-13: 9784865781984
    刊行日: 2018/11

芸能とは何か。伝統とは何か。能狂言最高峰の二人の対話。

世界最古の歴史を誇る伝統芸能である「能」と「狂言」。
同時代を生きてきた現代最高峰の二人の役者が、傘寿を迎えた今、偉大な先達の教え、果てなき芸の探究、そして次世代に受け継ぐべきものを縦横に語り合う。伝統の高度な継承と、新作へのたゆまぬ挑戦を併せ持つ二人の、稀有な対話の記録。

目次


 はじめに

第一夜 (2017年3月28日 於・杉並能楽堂)
 稽古初め
 狂言の家にいた頃
 狂言の家から能シテ方の内弟子に
 観世寿夫さんのこと
 能を論理的に改革した観世寿夫さん
 披キ――山本東次郎の場合
 披キ――野村四郎の場合
 「能の狂言」という伝統

第二夜 (4月4日 於・藤原書店催合庵)
 薄れつつある「畏れ」
 能と狂言の謡と語り
 「語り」の奥深さ
 能舞台の特徴と演技法
 家々の伝承
 「三老曲」と「三老女」
 伝統とは何か

第三夜 (4月5日 於・銕仙会能楽研修所)
 『わらんべ草』の芸論
 異流共演と様々な新しい流れ
 復曲と新作の取り組み
 「自己流」と「型破り」
 能には果てあるべからず

〈補論〉能・狂言の歴史(笠井賢一)
 一 能・狂言の源――芸能の始まり
 二 『古事記』の芸能の始まり
 三 能・狂言の歴史

舞台作品解説(笠井賢一)

関連情報

山本東次郎――「能・狂言の芸というのは、やはり死ぬまで何か追い求めていくようなものじゃないといけないと思うんです。」
野村四郎――「永遠に未完成なんだという信念をもって、完成を求めて勉強する。古典というとただ古くて完成されたというイメージになる。私は伝統という言葉が大好きです。」
傘寿を超え、日々優れた舞台を精力的に生み出している二人が、修行時代、先達からの教え、伝統と型、そして次世代への思いを縦横に語る。稀有な役者二人による、貴重な証言でもあり、未来へのメッセージでもある、珠玉の対話。


【著者紹介】
●野村四郎(のむら・しろう)
観世流シテ方。一九三六年生まれ。和泉流狂言方六世野村万蔵(人間国宝)の四男。三歳で『靱猿』の猿で初舞台。十五歳まで狂言の舞台に立つ。十五歳より二十五世観世元正宗家に入門、能の道に進む。観世寿夫にも師事。一九五五年『俊成忠度』で初シテ、六四年『道成寺』を披く。東京藝術大学名誉教授。芸術選奨文部大臣賞、芸術院賞、観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。紫綬褒章受章。日本能楽会会長。二〇一六年観世流シテ方として重要無形文化財各個認定(人間国宝)。息子に野村昌司。兄の野村萬、万作は共に和泉流狂言方として重要無形文化財各個認定(人間国宝)。著書『狂言の家に生まれた能役者』(白水社)などがある。

●山本東次郎(やまもと・とうじろう)
大蔵流狂言方。一九三七年生まれ。大蔵流狂言方三世山本東次郎の長男。父に師事。五歳で『痿痺』のシテで初舞台。一九五二年「三番三」、五八年『釣狐』、七一年『花子』を披く。一九七二年四世山本東次郎を襲名。『獅子聟』を復曲。芸術選奨文部大臣賞、日本芸術院賞、観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。紫綬褒章受章。エクソンモービル音楽賞受賞。二〇一二年重要無形文化財各個認定(人間国宝)。日本芸術院会員。一般財団法人杉並能楽堂理事長。弟に山本則直、山本則俊がいる。著書『狂言のすすめ』『狂言のことだま』(玉川大学出版部)、『中・高校生のための狂言入門』(平凡社)などがある。

【編者紹介】
●笠井賢一(かさい・けんいち)
1949年生。銕仙会(能・観世流)プロデューサーを経て、アトリエ花習主宰。演出家・劇作家として古典と現代を?ぐ演劇活動を能狂言役者や現代劇の役者、邦楽、洋楽の演奏家たちと続ける。多田富雄作の新作能の演出を多数手がける。
主な演出作品に、石牟礼道子作・新作能「不知火」、多田富雄作・新作能「一石仙人」、東京芸術大学邦楽アンサンブル「竹取物語」「賢治宇宙曼荼羅」、北とぴあ国際音楽祭オペラ「オルフェーオ」、アトリエ花習公演「言葉の力――詩・歌・舞」創作能舞「三酔人夢中酔吟――李白と杜甫と白楽天」など。著作に『花供養』(編著、多田富雄・白洲正子著)など。

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