大学の使命を問う

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  • 石井洋二郎 著
  • 四六並製 240頁
    ISBN-13: 9784865784688
    刊行日: 2025/8

大学進学率約6割。しかし大学は「危機」にある。
日本の大学が、今、担うべき役割とは何か?

「教養」の空洞化、「経営」偏重 ・「理系」偏重の運営、「自治」の喪失――
40年以上にわたり大学教育と管理運営の現場に携わった著者が問う、「大学の使命」。


目次

まえがき

Ⅰ 大学は危機にあるのか
Ⅱ 大学はどのようにして生まれて成長してきたか
Ⅲ 「教育」はどのように変化してきたか
Ⅳ 「研究」にはどのような問題があるのか
Ⅴ 「管理運営」が抱えている課題は何か
Ⅵ 未来の「学生」たちへ
付 深く迷い、高く跳べ
   熱き血潮に触れよ

あとがき
参考文献

関連情報

同世代の約6割が大学に進学し、大学入学そのものへのハードルはますます低くなる一方、情報伝達の手段も経路も多様化している現代において、かつての教養主義の大学イメージは、現実の若者のありようから、もはや大きくかけ離れている。

他方で、1990年代以降の教養課程廃止の趨勢から、国立大学の独立行政法人化を経て、大学における「教養」のあり方も、重視される専門領域も大きく変質し、さらには、毎年公表される国際的な大学ランキングなるものによって、日本の大学の「地盤沈下」がまことしやかに報道される。

今、日本の大学は、一体どんな危機に直面しているのか。その危機に向き合うなかで、大学が真に重視すべきミッションとは何か。

40年以上にわたって教育および管理運営の立場から大学という場に携わってきた著者が、「教養」のあり方の再定義、文系軽視への警鐘、学長選考と大学・学問の自治といったさまざまな切り口から、今こそ大学が手放してはならない「使命」とは何かを問う。

著者紹介

●石井洋二郎(いしい・ようじろう)
1951年東京生まれ。東京大学・中部大学名誉教授。地域文化研究・フランス文学。
2013年2月から2015年3月まで東京大学院総合文化研究科長・教養学部長、2015年4月から2019年3月まで同大学理事・副学長を務めた。現在中部大学創造的リベラルアーツセンター顧問、京都先端科学大学特任教授。
著書:『差異と欲望――ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む』(藤原書店)、『パリ――都市の記憶を探る』(ちくま新書)、『身体小説論――漱石・谷崎・太宰』(藤原書店)、『文学の思考――サント=ブーヴからブルデューまで』(東京大学出版会)、『美の思索――生きられた時空への旅』(新書館)、『ロートレアモン 越境と創造』(筑摩書房、第59回芸術選奨文部科学大臣賞)、『科学から空想へ――よみがえるフーリエ』(藤原書店)、『フランス的思考――野生の思考者たちの系譜』(中公新書)、『時代を「写した」男ナダール 1820-1910』(藤原書店)、『危機に立つ東大』(ちくま新書)、『ブルデュー『ディスタンクシオン』講義』(藤原書店)、『東京大学の式辞』(新潮新書)、 『教養の鍛錬』(集英社新書)など。
共編著:『文化の権力――反射するブルデュー』(藤原書店)、『フランスとその〈外部〉』(東京大学出版会)など。
訳書:ブルデュー『ディスタンクシオンⅠ・Ⅱ』(藤原書店、第8回渋沢・クローデル賞)、同『芸術の規則Ⅰ・Ⅱ』(藤原書店)、『ロートレアモン/イジドール・デュカス全集』(筑摩書房、第37回日本翻訳出版文化賞・第9回日仏翻訳文学賞)、バルト『小説の準備』(筑摩書房)など。

*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです

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