弱いから折れないのさ

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  • 岡部伊都子
  • 題字・絵=星野富弘
  • 四六上製 256ページ
    ISBN-13: 9784894342439
    刊行日: 2001/7

「岡部伊都子随筆集」第三弾!

「女として見下されてきた私は、男を見下す不幸からも解放されたい。人権として、自由として、個の存在を大切にしたい。」(岡部伊都子)。生半可な人間観ではなく、真の「人間性の解放」が、艶のある、やさしい文章で綴られている。





目次

はしがきにかえて ―― ハンセン病 深い謝罪を形にするとき

ありがたいお出逢い

ありがたいお出逢い  詩の音色  末っ子の思い  お数珠が切れた日
美八重さんというお名  ようやくに  思いちがい
お経にダンスの坊や  哲学のおん香  仲よく生きたい
美枝子さんのおかげで  先生がたの前で  このハルモニたちに
人間性の解放  ええとこへゆく  ナース讃
「カムサハムニダ!」 女人舞楽  兄弟の目  キリスト者の愛
逝かれたあとも  なつかしい声  屈服しない美  点滴……に歌う
インドの握手  ラジウムの力  愛しき気品  眼の見えない民
ずうっと虫の視野で  兄の記憶  平和の礎の魂  秀子先生の声


八月に

八月に  しきた盆のせかい  沖縄と私  歴史から学ぶ
平和への自由は無いのですか  人間の鎖  ひびけ! 沖縄のこころ
地震と六ヶ所村  フランスの核実験に思う  薬害への無念
環境に 「やりたいこと」  地雷の恐怖  強制する政治
ハンセン病と人権  「毒」 は許せない  愛の飢え  「臨界」 事故
戦争遺跡は語る  日本社会の欠落  五年目の客  光州・追慕塔


不思議いのち

不思議いのち  骨壺ならんで  あやまち重ねて  鬼の指
「ベナレス・ガンダー」  ホンコンカポック  四十三年の抱き人形
蓮の実からから  可能性の絵  不屈の日  名を知らないいのち
色のふしぎ  変化こそ 真理  生きている刻々  骨壺の子
友梨子ちゃんの操船  声なき敏感  また 起きあがるのさ
鉛筆のちから  小さな大宇宙  転居歴の一生  魂のふしぎ

あとがき
初出一覧

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