粕谷一希随想集(全3巻) 1 忘れえぬ人びと

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  • 粕谷一希 著
  • 〈解説〉新保祐司
  • 四六変上製 400頁 口絵2頁
    ISBN-13: 9784894349681
    刊行日: 2014/5

発刊! 時代と切り結んだ名編集者の珠玉の文章群を精選

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〈月報〉鈴木博之・中村稔・平川祐弘・藤森照信・森まゆみ
〈題字〉石川九楊


目次

 この随想集について  粕谷一希

Ⅰ 吉田満の問いつづけたもの

Ⅱ 先人たち
 小林秀雄と丸山真男/河上徹太郎/保田與重郎と竹内好/花田清輝と福田恆存/
 東畑精一と今西錦司/安岡正篤と林達夫/大宅壮一と清水幾太郎/
 田中美知太郎/猪木正道/竹山道雄 他

Ⅲ 同時代を生きて
 鶴見俊輔/萩原延壽/永井陽之助/高坂正堯 他

Ⅳ 教えられたこと
 松本重治/小島祐馬/京都学派ルネサンス/波多野精一/唐木順三と鈴木成高 他

〈解説〉「声低く」語られた叡智の言葉  新保祐司

関連情報

粕谷氏が名編集者であったということは、単に普通の意味での編集能力が高かったというような次元の話ではないのである。氏の編集者としての人生の選択も、編集者としてのすぐれた業績も、この「安らぎ」に基づいているのである。氏の「賢者」のような風格も、この「愛としての他者実現の方が重い価値をもつ」という「信仰」によるのであり、氏にとって編集という仕事は、「他者実現」としての仕事であった。「エゴイズムの正当化」などは、最も嫌うところであった。ジャーナリズムという「時」の中に生きて、「永遠」を望む精神であったのである。
(中略)
戦後日本という、この騒がしい混迷の時代における知識人たちの演じた悲喜劇の目撃者として粕谷一希氏という「穏やかで芯の強い」知性があったことの重要な意味は、恐らくこれからますます大きくなっていくであろう。戦後日本とは果たして何であったかが、そこに浮かび上っているからである。
(新保祐司氏「解説」より)

著者紹介

●粕谷一希(かすや・かずき)
1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業。1955年、中央公論社に入社、1967年より『中央公論』編集長を務める。1978年、中央公論社退社。1986年、東京都文化振興会発行の季刊誌『東京人』創刊とともに、編集長に就任。他に『外交フォーラム』創刊など。1987年、都市出版(株)設立、代表取締役社長となる。現在、評論家。
著書に『河合栄治郎――闘う自由主義者とその系譜』(日本経済新聞社出版局)、『二十歳にして心朽ちたり――遠藤麟一朗と「世代」の人々』『面白きこともなき世を面白く――高杉晋作遊記』(以上新潮社)、『鎮魂 吉田満とその時代』(文春新書)、『編集とは何か』(共著)『反時代的思索者――唐木順三とその周辺』『戦後思潮――知識人たちの肖像』『内藤湖南への旅』『〈座談〉書物への愛』『歴史をどう見るか』『生きる言葉――名編集者の書棚から』(以上藤原書店)、『作家が死ぬと時代が変わる』(日本経済新聞社)、『中央公論社と私』(文藝春秋)など。

*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです

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