「新しいアイヌ学」のすすめ――知里幸恵の夢をもとめて

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  • 小野有五 著
  • A5並製 448頁 カラー口絵4頁
    ISBN-13: 9784865783575
    刊行日: 2022/8

「アイヌから見たアイヌの歴史」を提唱!
知里幸恵 没後百年 記念出版!

日本人として初めて、国際地理学連合主催の「顕著な地理学的実践」賞(2022年)を受賞。
本書は、四半世紀に亘る自身のアイヌとの関わりを通した実践記録であり、自然地理学を専門とする著者が、氷河期から今日までの研究を通じて、「アイヌの人たち」の真実の歴史を描く問題作!

*「北海道の縄文文化」は「縄文アイヌ文化」!
*宗谷陸橋を歩いてきたマンモス・ハンターが、「古アイヌ語」を話す人たちの祖先?
*「東北アイヌ語地名」が、「アイヌ語」の古さの証明
*最新の科学的データからいま明らかにされる「アイヌ」の人たちの真実の歴史!


目次

はじめに

第1章 アイヌ語地名の平等な併記をもとめる
 素人として声を上げたとき
 旭川市での取組み
 アイヌ語地名の政治学

第2章 知里幸恵を日本中に伝える
 幸恵さんが降りてきたとき
 妹の力
 記念館の建設に向かって
 幸恵さんの生誕百年
 「銀のしずく記念館」の完成まで
 幸恵さんの夢を語り継ぐ

第3章 シレトコ世界自然遺産にアイヌが関与する
 シレトコ世界自然遺産問題とアイヌ民族
 シレトコ・アイヌエコツアーをつくる
 サッポロ・アイヌエコツアーをつくる

第4章 「先住民族サミット」でアイヌから世界に発信する
 2007年のできごと
 「先住民族サミット」アイヌモシㇼ2008の開催
 WIN―AINUの設立と崩壊

第5章 アイヌの歴史を取りもどす
 考古学者・歴史学者のつくる「歴史」
 最終氷期における日本列島への人間集団の移動
 「縄文時代」―「続縄文時代」における「北海道の人間集団」の変容と発展
 分子生物学が明らかにした「北海道縄文人」と「アイヌの人たち」
 言語学・考古学・分子生物学を総合した見方
 「縄文文化」「アイヌ文化」の精神性・霊性の探究

おわりに 「新しいアイヌ学」のすすめ
[附]資料

関連情報

・アイヌの人たちには、知里幸恵さんをはじめとして、自らを語ってきた長い歴史があるのに、和人のほうは、「アイヌ学」という「学問」の蔭に身を隠して、自らを語ってこなかったのです。アイヌの人たちは、和人との関わりのなかで、差別を受けながらも、さまざまに自らを語ってきたのに、和人は、アイヌとの関わりのなかで自分を語ることなく、研究対象にした「アイヌ」だけを書いてきたのです。それを繰り返すことはもうやめよう、と思いました。そういう意味で、この本は、アイヌの人たちと関わってきた小野有五という一和人の語り(ナラティヴ)だとも言えるでしょう。
・アイヌも、アイヌでない者も、その力を信じ、お互いが心を開いて語り合いたい。アイヌにとっても、そうでない者にとっても、よりよい、平等な社会をつくっていきたい。それは知里幸恵さんが、一九歳で天に召されるまで、つねに彼女の同胞(ウタリ)のために祈っていたことだからです。
(「はじめに」より)

著者紹介

●小野有五(おの・ゆうご)
1948年東京生まれ。
北海道大学名誉教授。東京教育大学理学研究科博士課程修了(理学博士)。
専門は自然地理学、第四紀学。『自然をみつける物語』(全4巻:岩波書店)で第44回産経児童出版文化賞(1996)、地形学的研究による北海道での自然保護活動に対して第1回沼田眞賞(日本自然保護協会、2001)、『たたかう地理学』(古今書院)の刊行およびこれまでの研究に対して日本地理学会賞、人文地理学会賞、日本第四紀学会賞を受賞(2014)。
本年、国際地理学連合より「顕著な地理学的実践」賞2022(The IGU Distinguished Geographical Practice Award 2022)を受賞。
「行動する市民科学者の会・北海道」事務局長として、原発や核ゴミの地層処分への反対運動を続けている。

*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです

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