金時鐘コレクション(全12巻) 11 歴史の証言者として――「記憶せよ、和合せよ」ほか 講演集2[第8回配本]

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  • 金時鐘 著
  • 【解説】姜信子 【解題】細見和之
  • 四六変上製 376頁 口絵2頁
    ISBN-13: 9784865783650
    刊行日: 2023/8

日韓問題で今、最も耳を傾けられるべき「思想詩人」(金石範氏)の発言集。

「在日」の歴史をたどり、「日本語」と自身の関係を問う。尹東柱の詩を語り、現代詩の可能性を追求。そして長い沈黙をへて語り始めた重い経験、済州島四・三事件、吹田事件……
◎単行本未収録作品多数、大幅加筆!!

【解説】姜信子
【解題】細見和之
【月報】愛沢革/鎌田慧/季村敏夫/趙博

目次

1 「在日」を生きる
 私の中の日本と日本語
 善意の素顔――より良い理解のために
 違うからこそ向き合う関係の創造を
 差別を日日醸しているもの

2 文学論
 詩、それは俗性との闘い――小野十三郎から私は何を学んだか
 今、居る場所
 私の在日朝鮮人史
 尹東柱の詩と「抒情詩」
 詩について思うこと、考えていること――わたしの日本語と詩

3 歴史の証言者として
 記憶せよ、和合せよ――済州島四・三事件と私
 吹田事件・わが青春のとき
 私の八月
 遅れた祈式――六〇年を経て産土神にすがる
 知らず知らずで、戦前回帰
 境界は内と外の代名詞

あとがき(金時鐘)
〈解説〉新たな「産土」の詩のために(姜信子)
〈解題〉歴史の証言者として 講演集Ⅱ(細見和之)

著者紹介

●金時鐘 (キム・シジョン)
1929年(旧暦1928年12月)朝鮮釜山に生まれ、元山市の祖父のもとに一時預けられる。済州島で育つ。48年の「済州島四・三事件」に関わり来日。50年頃から日本語で詩作を始める。在日朝鮮人団体の文化関係の活動に携わるが、運動の路線転換以降、組織批判を受け、組織運動から離れる。兵庫県立湊川高等学校教員(1973-88年)。大阪文学学校特別アドバイザー。詩人。
主な作品として、詩集に『地平線』(ヂンダレ発行所、1955)『日本風土記』(国文社、1957)長篇詩集『新潟』(構造社、1970)『原野の詩――集成詩集』(立風書房、1991)『化石の夏――金時鐘詩集』(海風社、1998)『金時鐘詩集選 境界の詩――猪飼野詩集/光州詩片』(藤原書店、2005)『四時詩集 失くした季節』(藤原書店、2010、第41回高見順賞)『背中の地図』(河出書房新社、2018)他。評論集に『さらされるものと さらすものと』(明治図書出版、1975)『クレメンタインの歌』(文和書房、1980)『「在日」のはざまで』(立風書房、1986、第40回毎日出版文化賞。平凡社ライブラリー、2001)他。エッセーに『草むらの時――小文集』(海風社、1997)『わが生と詩』(岩波書店、2004)『朝鮮と日本に生きる』(岩波書店、2015、大佛次郎賞)他多数。

*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです

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