自由主義憲法――草案と義解

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  • 倉山満 著
  • 四六並製 384頁
    ISBN-13: 9784865784244
    刊行日: 2024/5

気鋭の憲政史家・憲法学者による新しい憲法論!

「憲法」とは、文章として書かれた「憲法典」のみならず、国の国家体制――歴史・文化・伝統そのものである。
条文に囚われた“護憲か改憲か”の対立ではなく、世界各国の憲法と比較してそこから学び、日本という国が国際法に則り、国際平和に貢献するため、歴史をふまえた本質的な憲法論議をめざす。
国民の自由を護るための「自由主義憲法草案」を提示する!


目次

はじめに――作成の経緯と趣旨

自由主義憲法草案

序章 そもそも憲法とは何か――どのような憲法論議を行うのか
第一章 天 皇――究極的に国民を守るのは誰なのか
第二章 平和主義――国際法に基づいた憲法論議を
第三章 人 権――本気で守る条文だけ書く
第四章 議 会――自由を守る代表のありかた
第五章 内 閣――権力の扱い方
第六章 裁判所――本当に人権の砦にする
第七章 会計と地方自治――政策に委ねる内容は書かない
終章 改正と典憲体制

跋(浜田聡)

関連情報

出発点として拘った二つの要諦があります。

一つは、自由とは何かを政府が提示して国民に強制することのない、真に自由を保障する憲法であること。自由とは何かを考える自由が、国民の一人ひとりに無ければ、どこにも自由は存在しません。

もう一つは、自由の最大の危機である国家の有事には、自由を守るべく国民が一丸となって協力する憲法であることです。もちろん、有事だからと政府が好き勝手をやっても良いわけではありません。

明日、この自由主義憲法が実現することはあり得ません。なにしろ日本国憲法は、誤植も含めて一文字も変わってこなかったのですから。

だからこそ、小手先の改憲案ではなく、理想を突き詰めたあるべき憲法典の条文を考えること、そして真の憲法論議につなげること自体に意味があると考えています。
(本書「はじめに」より)

著者紹介

●倉山満(くらやま・みつる)
昭和48(1973)年香川県生まれ。憲政史研究者。中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程単位取得満期退学。国士舘大学日本政教研究所などを経て、現在は倉山塾塾長。ネット放送局「チャンネルくらら」主宰。
主な著書に、『誰が殺した? 日本国憲法!』(講談社)、『帝国憲法の真実』「嘘だらけ」シリーズ(扶桑社新書)、『帝国憲法物語』(PHP研究所)、『ウェストファリア体制――天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法』『ウッドロー・ウィルソン――全世界を不幸にした大悪魔』(PHP新書)、『日本国憲法を改正できない8つの理由』(PHP文庫)、『検証 検察庁の近現代史』『検証 内閣法制局の近現代史』(光文社新書)、『右も左も誤解だらけの立憲主義』(徳間書店)、『本当は怖ろしい日本国憲法』(ビジネス社)、『倉山満の憲法九条――政府も学者もぶった斬り!』(ハート出版)、『決定版 皇室論――日本の歴史を守る方法』(ワニブックス)など。

*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです

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