後藤新平の処世訓〈現代語訳〉

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  • 後藤新平 述 平木白星 編
  • 楠木賢道 編・解説
  • A5上製 232頁
    ISBN-13: 9784865784909
    刊行日: 2026/2

現代を生きる日本人のバイブル!
感染症、震災……後藤新平の迅速・適切な危機対応を支えた指針100


「人間事業の根本は愛」「日本の使命は東西文明の融和を図ること」
「至誠は人を動かし、世を動かし、天を動かす」――
台湾・満洲での活躍を経て初入閣、注目を集めていた1911年、54歳の後藤新平の言行からピックアップしてまとめられた100篇余の処世訓・人生訓を、全面的に現代語訳し注を付して刊行! 空理空論でなく常に「実行」、大切なのは金ではなく「人」――必携の書!! 


目次

本書を読む前に 楠木賢道

処世訓 後藤新平 述・平木白星 編
緒言 平木白星
 1 東西文明の融和
 2 世界平和世界平和は強行的に進めるべきではない。
 3 日本を尊重せよ
 4 大和島根
 5 二国民の接近
 6 往け満洲へ
 7 玄米と梅干
 8 日本の世界
 9 天涯地角
 10 政治は正事
 11 信と愛
 12 愛
 13 信愛主義の1
 14 信愛主義の2
 15 信愛主義の3
 16 信愛主義の4
 17 不平
 18 政府と公衆
 19 神仏のありがたみ
 20 風船玉
 21 真楽
 22 寝覚よき
 23 難易大小
 24 適応順化
 25 至誠
 26 真面目
 27 苦中楽
 28 明剣美玉
 29 処世活法
 30 移心と惰心
 31 下駄ちんば
 32 内外の助力
 33 得ると失うと
 34 五色の室
 35 障害
 36 活書を活読せよ
 37 馬と牛
 38 天地の宝蔵
 39 壬生狂言
 40 天爵人爵
 41 旧習慣を棄てずに
 42 敵味方成仏
 43 自己の不能を以て
 44 無形の書
 45 筆記録を焼け
 46 手彫り細工、機械細工
 47 あり合わせの武器
 48 朋友
 49 金銭と麗人
 50 雪だるま
 51 まこと
 52 三省
 53 胆大心小
 54 我が心欺くべからず
 55 飛騨内匠
 56 他人の美
 57 長短
 58 長寿の一法
 59 一に一を加えて億
 60 天より大
 61 顔と姿
 62 我が道に得て
 63 些少の金銭にて
 64 心濶体胖
 65 『スイート・ホーム』
 66 永久的児童
 67 女子の威厳
 68 女子の三徳
 69 悲心
 70 看板と酒
 71 王の寸
 72 今少しというところで
 73 沈香も炷け
 74 爾の顔
 75 釘頭
 76 自己否定
 77 不具者
 78 三角塔下の礎石
 79 最初の一
 80 円転滑脱
 81 手形
 82 公明正大
 83 一も人、二も人、三も人
 84 労働と生存
 85 活動
 86 爾の全力を以て
 87 無形の力
 88 委吏と司寇
 89 現実、熱誠、労働
 90 隠れたる努力者
 91 修養
 92 神と獣
 93 新平主義
 94 死の理解者
 95 末世とは何ぞ
 96 玉手箱
 97 自然性
 98 自我
 99 人生の意義
 100 人生を造れ

処世訓拾遺
 101 日本にもあった赤十字社事業の精神
 102 英雄の智謀と真実
 103 逓信事業の歌
 104 秘密はいずれ開放することを前提とせよ
 105 嘲罵と譏笑の効用
 106 真珠を得る方法
 107 裏面を読み取り、自分を信じる力を堅持せよ
 108 法律だけでは世は治まらない
 109 偉人も不具者
 110 神と人
 111 才能材幹と徳
 112 成文法と慣習法
 113 勝海舟との出会い
 114 短歌三首
 115 怖ろしい人と卑しい人
 116 神は信仰者がつくった自己の影
 117 「誠」は人間活動の原動力

〈解説〉 後藤が語る処世訓、そして処世訓としての後藤新平の人物像 楠木賢道
本書編者あとがき (楠木賢道)

関連情報

後藤新平「いかなる書物をいかに読むべきか。」
中村正直「活世間に活用すべき書を活読せよ。」
〔極めてやさしい書物でよい。小さなものでもよい。とにかく自分の読んだ書を世間に活用すればよい。〕

「生前の敵も死後の友、思い巡らせば結局、信愛に終始する。天下のことは信と愛とによって成り立っていることは、 常に私が言ってきたところである。」――後藤新平

----------

■私は世にありふれた真理を尊重し信頼する。世にありふれた真理は、その勢いは実に政党よりも強く、その権威は法律より大なるものがある。
■「言而不信、何以為言〔言いて信ならざれば、何を以て言と為さんや〕」。そのような言葉を、心を錬える料とし、自律のための箴めとし、日常を工夫するための資とすべきである。
本書は、後藤新平男爵の「処世訓」を収集したものである。 (平木白星) 

----------

「最も神聖な法律は我が心中にある、心中の自然性、すなわちそれである。」
〔人々は尊重すべき自然性をもっている。それは内長性(Endogenous)があるということである。教育はその内長性を開発することにほかならない。〕

「人生を造れ。人生を造る者は我なり。」
〔努力には失敗もあるだろうし、過誤もあるだろう。成功するところは微少であるかも知れない。しかしながらそれが人生の常態だとすれば、成功不成功は懸念の外に置くべきで、努力するだけは努力して、自己の人生を自己の力量に応じて創造すればよい。人間はそうすることによって「活きた人」と呼ばれるのである。〕

著者紹介

●後藤新平(ごとう・しんぺい/1857–1929)
1857(安政4)年、水沢(現岩手県奥州市)の武家に生まれ、藩校をへて福島の須賀川医学校卒。1880年(明13)、弱冠23歳で愛知病院長兼愛知医学校長に。板垣退助の岐阜遭難事件に駆けつけ名を馳せる。83年、内務省衛生局に。90年春、ドイツ留学。翌々年帰国後、衛生局長。相馬事件に連座し衛生局を非職となる。95年、日清戦争帰還兵の検疫に手腕を発揮し、衛生局長に復す。98年、児玉源太郎総督の下、台湾民政局長(後に民政長官)に。台湾近代化に努める。1906年9月、初代満鉄総裁に就任、満鉄調査部を作り満洲経営の基礎を築く。08年夏より第2次・第3次桂太郎内閣の逓相。その後鉄道院総裁・拓殖局副総裁を兼ねた。16年秋、寺内内閣の内相、18年春、外相に。20年暮、東京市長となり、腐敗した市政の刷新、市民による自治の推進、東京の近代化を図る「8億円計画」を提唱。22年秋、アメリカの歴史家ビーアドを招く。23年春、ソ連極東代表のヨッフェを私的に招き、日ソ国交回復に尽力する。同年9月、関東大震災直後に第2次山本権兵衛内閣の内相兼帝都復興院総裁となり、再びビーアドを緊急招聘、大規模な復興計画を立案。その後、東京放送局(現N‌H‌K)初代総裁、少年団(ボーイスカウト)総長を歴任、「政治の倫理化」を訴え、全国を遊説した。1929年遊説途上、京都で死去。

【原書編者紹介】
平木白星(ひらき・はくせい/1876–1915)
1876年、千葉県市原郡姉崎村(現市原市)に士族の長男として生まれる。本名は照雄。東京英語学校(日本中学校)を経て第一高等中学校に進むが、家庭の事情で中途退学することになり、1895年には東京郵便電信局の郵便課経理掛に書記補として勤務。この頃から詩を書き始め、内村鑑三の『東京独立雑誌』や与謝野鉄幹の『明星』に作品を発表する。1906年、東京郵便電信局から人事異動で逓信省大臣官房監察課詰となる。1908年に後藤新平が逓信大臣となったことで、両者の交流が始まったと考えられる。本書・『劇曲 平和』以外の主な著書に『日本国歌』(内外出版協会、1903年)、如山堂から『新体長詩 心中おさよ新七』(1904年)、『耶蘇の恋』(1905年)、『劇詩 釈迦』(1906年)等がある。1913年、駒込郵便局長に栄転するも、1915年に急性肺炎で死去。

【編者紹介】
楠木賢道(くすのき・よしみち)
1961年、大分県中津市に生まれる。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科満期退学、博士(文学)。大分県立芸術文化短期大学専任講師、筑波大学教授、吉林師範大学教授等を歴任。現在は中央民族大学特聘教授、公益財団法人東洋文庫研究員。東洋史専攻。2013年から後藤新平研究会に参加。
著書に『清初対モンゴル政策史の研究』(汲古書院、2009年)、『森繁久彌・精神史の源流』(藤原書店、2022年)。 編書に後藤新平『国家とは何か』(藤原書店、2021年)。
論文に「江戸時代知識人が理解した清朝」(別冊『環』16「清朝とは何か」、2009年)、「『二国会盟録』からみた志筑忠雄・安部龍平の北アジア理解──江戸時代知識人のNew Qing History?」(『社会文化史学』52、2009年)、「成島柳北を生んだ浅草・蔵前の知的ネットワーク──江戸の蔵書家松本幸彦と幕府の奧儒者成島家」(『環』59、2014年)、「後藤新平『江戸の自治制』を読む」(『環』59、2014年)、「孝端文皇后之母科爾沁大妃的収継婚及其意義初探」(『清史研究』2016-1)、「地域名称『満洲』の起源――江戸時代知識人の空間認識の展開」(別冊『環』23「江戸―明治 連続する歴史」、2017年)、「馬場為八郎の『魯西亜来聘紀事』について」(浪川健治編『十八世紀から十九世紀へ』清文堂、2021年)等がある。

*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです

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